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食べる事は大変です②

 前回、食べる・飲むの第一歩として食べ物・飲み物を認識するという話をしました。
 では、次に、
 実際にそれがどうやって体の中に入るか?を話してみたいと思います。
 まずは『嚥下』というやつです。

 嚥下も実は結構な事をやっています。
 そもそも、食べ物と空気は同じ場所を通るので、食べ物や水が誤って、空気の通り道に行ってしまわないようにしないといけません。

 というわけで、嚥下の流れ。
①食べ物や飲み物が口に入る。
②口を閉じたり閉じなかったり、噛んだら噛まなかったりする。
③「飲み込むぞ!」と思うと、口をしっかり閉じて、喉の奥に食べ物を運ぶ。
④普段、食べ物の通り道は閉じていて、空気の通り道が空いているので、食べ物が喉の奥に進んでくると同時に、気管の入り口にある『喉頭蓋』と言う蓋が閉じる。すると同時に、食道の入口が空いて、食べ物が通り道である食道に進んでいく。
 
 ここまでが嚥下です、

 「飲み込むぞ!」と思ってから食道に入るまでは、何個かの小さい骨と筋肉だったりとか、それらが連動して動いたりとかで、素早く、ほぼ自動的に進みます。
 ですが、「飲み込むぞ!」がしっかりして無いと、嚥下の仕組みがしっかり働かず、間違えて気管に入ってしまう「誤嚥」に繋がります。

次回、飲み込んだその先の話をします

百聞は一見に如かず
嚥下の仕組み動画です。

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