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自分の好きなものがよくわからない子だった

好きなものはありますか?

幼稚園のお誕生日会で
好きな食べ物を聞かれたことがあります
でも私は特別好きなものがはっきり言えなくて
先生にあれは?これは?と聞かれながら
いやあれはそれほど……とか
あぁそれは好きかな……って
結局たどり着いたのがウインナーだったかなあ
自我が薄かったんでしょうか

好きなものが見つからなかったわけじゃない
まあまあ好きなものは沢山あって
でもこれだけは愛し抜けるとか
これだけは手放さないって執着できるものが
あんまりなかったなあと思います。
それでも何もなかったというよりは、好きなものを表現する力がなかったのかもしれません。

好きなものがないとなんとなく生きづらい
だから兄の真似、友達の真似をして
好きなものを作ったような経験もあります。

でもそれがいつの間にか
本当に好きになってたりして
幼い子なんてそんなものなのかもしれないです。

私は私なりの〝好き〟を持てるようになるまで
ゆっくりなこどもだったかもしれません。

でも今はいろんな〝好き〟を持っています。

趣味や特技って言えるほど立派なものは
正直あまりないです。
好奇心は旺盛なのでいろんな経験がありますが、全部中途半端で継続もしません。

ある程度満足したら飽きて、
またふとしたときにハマり出す。

くるくるといろんなものに興味を持つ。
それが私です。

中学生くらいのときかな
兄と喧嘩したとき
『なんでも中途半端』って言われたのが
心底ムカついたけど図星で落ち込みました。

でもね今は
それでもいいと思います。
好きなものを好きなところまで!
好きなタイミングで自分流にやります。

お菓子作りも絵描きも編み物や縫い物も
読書も音楽もバスケもアニメもゲームも
和歌も英語もモノを書くも作るも
綺麗な言葉も綺麗な景色も
漫画やアニメで憧れた乗り物も場所も
舞台に立って演じることも
私は全部好きですから。

半端者でも兄より長けてるもの
沢山もってるぞ!って
今なら自信を持って笑えます。

好きなものって自由です。
あってもなくても、
扱い方も。

好きなものが見つからなかった
幼い私へ
言葉にできるほど形になっていないだけで
好きなものはきっとあったと思う
焦らなくてもいいんだよ
大きくなって、小学生になると
初恋をします
その彼は賢くて、小学生には難しいような
字が小さくて厚みのある本を読んでいました
その姿に憧れて私も本を読むようになります
すっかり読書が趣味になって
難しい本を沢山読めるようになります
寝食も忘れて
常に本を手放さないような中学生になります。
そんな日々が私に表現力をくれました。
言葉を教えてくれました。
初恋は実らなかったけど、そういうものです!
大きくなった私は
もう好きなものをきちんと言えて
どれだけ好きか表現できます。
自分では自分のことを
大したことない半端者と思っていても
憧れてくれる人もいるんです。
私らしく堂々としていて大丈夫です。


幼い頃から好きなアニメがあります。
しゅごキャラ!です。笑
日奈森あむちゃんという女の子が
なりたい自分になるため
成長していくストーリーです。
ずっと自分が迷子だった
なりたい自分になりたかった
なりたい自分が沢山あった
そんな私の人生のバイブルです。
ずっと背中を押してくれた漫画です。
ああ、
やっぱり幼い私にも
好きなものはあったんですね。

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