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100スキ その23 SHAKALABBITSさん


SHAKALABBITSさんの歌が無ければ
私はあのとき、どうなってただろうか。


小学生から中学生になり、
何もかもが変わった私の世界。
初めましての友達、初めての恋と失恋、
クラス替え、部活、思春期、家庭のこと。

正直、思い出すのは暗い気持ちがほとんど。
楽しかったこともたくさんあったはずなのに。



当時、部活がおわり家に帰るとすぐに私は
MDプレーヤーのイヤホンで耳を塞いだ。

聞く音楽はいつも同じ、
SHAKALABBITSの「CLUTCH」と
「BURNING CYLINDER」いうアルバム。
何周も、何周も、飽きることなく毎日聴いた。


そのアルバム達を聴く
キッカケになったのは姉の影響。
姉と言っても本当の姉ではなく、
6つ年上の叔母。
昔から今も、変わらない私の憧れの叔母。
私とは正反対で何でもできて、キラキラしてる。

そんな叔母がMDに入れてくれた音楽を聞けば、
私も叔母に近づけるような
気がしていたのかもしれない。

周りにSHAKALABBITSを知る友達は少なく、
そこがまた良かった。
それをキッカケにとても仲良くなれた友達もいた。

あぁ、あの頃にもう一度戻りたい、やり直したい。



私にとって、「SHAKALABBITS」を好きだ、
と言うことは格好つけであったかもしれない。
でもSHAKALABBITSさんの歌が好きだ
というのは決して、嘘じゃなかった。

多分、家ではなるべく何も考えたくなかった。
何も思い出したくなかった。
そんなとき頭の中をSHAKALABBITSの歌が
埋め尽くしてくれた。
初めて知った、Theバンドな音楽。
ポップ?ロック?というのか、
専門的な言い方はよくわからないけれど…。
テンポの早いリズム、MAHさんのドラム、
TAKE-Cさんのギター、KINGさんのベース。
この音がこの楽器なんだ、
こんなにも格好いい音なんだ、と
それぞれの楽器を意識しながら聴けたのは
イヤホンだからこそかもしれない。
バンドの曲がこんなに格好良いって知らなかった。
そしてもちろん、UKIちゃんの可愛くて
パワフルな歌声が最高に好き。

「BURNING CYLINDER」のライブの音は
更に力強くて、格好良くて、臨場感があって、
部屋で一人きりだった私を
別の世界に連れて行ってくれたようだった。


そしてUKIちゃんの綴る、どこか不思議で
でもふいに本質を突かれるような歌詞もまた
SHAKALABBITSの大きな魅力で。

当時一番好きだった「head-scissors」
という曲のワンフレーズを紹介させて下さい。


「星が笑う遊歩道に座って 二人で泣いた

夏草は揺れる歌声に 息を潜め手を繫ぎたいの」



もう…好きすぎて、素敵すぎて、
私の語彙力じゃ、何も言えないの。笑


あと、「CLUTCH」から数年後にリリースされた
「mommy's  back?」という曲の


「幼い夢に告げる 

幸せか不幸せかは あたし次第 何よりも 

望んでいたこと以上に 確かな愛は咲く」


という歌詞には何度も救われたなぁ。

どっちの曲も、着うたにしてたと思う。笑


あーもう、好きな曲言い始めたらキリないよ。
RIGELは泣くし、MONSTER TREEは外せないし
オレンジライオンもすきだし
that thing You do!も好き…全部好き…



懐かしい、けれどSHAKALABBITSさんの歌は
私の中でずっと新しくて色褪せない。
むしろ魅力は増していくばかり。
MVもね、今見てもめちゃくちゃにオシャレで
とにかくUKIちゃんも世界観も可愛くてね…


きっと、叔母がいなかったら、
教えてくれなかったら、
知らなかったであろうSHAKALABBITSさん。 
考えるとゾッとするな。
それ程に私に大きな影響を及ぼしてくれたから。

ずっと、どこかで語りたいと思ってたから
ここで思う存分、書き残せて
スッキリな私です!!!笑


SHAKALABBITSさん、そして叔母に
感謝の気持と愛を込めて。笑