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新・山形を歩こう。 - article 22: 本とカレー喫茶 ぺネタ

本とカレー喫茶 ぺネタ
山形県上山市十日町3-12
営業時間 11時〜16時 木曜、日曜定休

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日本人はカレーが好き。といってもその「好き」の対象となるカレーは実に多様で、「はい、私はカレーが好きなんです」って言っている人たちの頭の中をのぞいてみることが出来れば、実は各々大きく違うものがイメージされているのではないかと思う。僕の頭の中のカレーは例えば大昔新宿中村屋でよく食べたそれであったり、大阪発祥の「インデアンカレー」であったり、以前山形にあったネパール料理「ネワブトゥ」のカレーであったり、アジアンカフェ「フォーチュン」の「レッド・カレー」であったり、天童の「スルターン」なんかも好きだったし、仙台の「ナマスカ」も昔はよく行った。変わったところでは六本木の香妃苑の中華風カレーなんかも好きだ。パッと思い出しただけでもこれだけ印象に残っているカレーが数多くあるのに、さらに最近では各種レトルトのカレーも物凄い種類があって、僕の頭の中の「好きなカレー」ですらもはや収拾がつかない状態なのだ。あ、スープカレーなんてのもあったね。

さて今日初めて行ったここ「ぺネタ」のカレーは、そんな混沌とした僕の頭の中で、あっという間に上位に躍り出た。「ぺネタ」とは、「平ら、平等という意味の宮沢賢治の造語」とのこと。カレーのメニューは日替わりで、スパイス使いも本格的で実に美味しい。2種類〜3種類のカレーを合わせて注文することもできるのだが、一つ一つが実に美味しいし、アチャルが2種添えられているのも嬉しい。そしてここの良さは、カレーだけではないこと。コーヒーやケーキもレベルが高くて、絵本を中心に本棚にたくさんの本が。「喫茶」としての機能も満足度が高い。ちょっとしたインテリアにも趣味の良さが滲んでいる。上山城(初めて近くまで行ったのだけど)のすぐそばでした。

大きなガラス窓から外を眺めながら食す。これが気持ち良い。
これは「シンプルチキン」と「サンバル」の2種。
バナナのキャラメルケーキ
コーヒーはブレンドを。次回は自家焙煎を飲みたい。
絵本を中心に本がたくさん。
インテリアも可愛い。
ショップカードも良いじゃありませんか。好き。
おじいさんが皮膚科で開業していたという店舗の外観。良い感じです。

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