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yamabra disk: SÍLVIA PÉREZ CRUZ / Toda La Vida, Un Día

Silvia Perez Cruz(シルビア・ペレス・クルス)の待望のニュー・アルバムです。ちょっとだけ自慢をさせていただくと、当時紙媒体のラティーナ誌において、おそらく日本では初めての彼女のインタビュー(2016年)をさせて頂きました。そしてその後も来日直前(2018年)インタビューを担当させて頂く光栄に浴しました。であるからして彼女に対する思い入れは人一倍ではあるのです。

さてこのアルバムは5つのパートに分かれています。各々のパートが人生のステージや周期に向き合った作品なのだそうです。
LA FLOR (花:Tr.1-4)
LA INMENSIDAD (無限:Tr.5-9)
MI JARDÍN (私の庭:Tr.10-12)
EL PESO (重さ:Tr.13-15)
RENACIMIENTO (ルネッサンス:Tr.16-21)

さらに、ブエノスアイレス、ハバナ、コアテペック、バルセロナ、マドリードなど世界の様々な都市で録音されたとのこと。彼女のアーティストとしてのスケールの大きさを感じるとともに、率直にいって軟弱な僕には若干ヘビーにすぎる部分もあります。

共演者としてPepe Habichuela、Carmen Linares、Diego Carrasco、Carles Benaventなどのフラメンコ人脈、Liliana Herrero、Natalia Lafourcade、Salvador Sobral、Juan Quintero、Maro、Rita Payésなど、幅広いゲストと向き合って、トラディショナルな音と現在の音との境目も、国境もなく、まさにシルビア・ペレス・クルスの音楽というべきでしょう。変わらぬ鮮烈な歌声に圧倒されます。やはりこの艶やかな存在感は彼女ならではと言わざるを得ないですね。



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