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yamabra disk: SESSA / Estrela Acesa
サンパウロのシンガー・ソングライター、SessaことSérgio Sayegのニュー・アルバムです。って言っても僕は彼の過去のアルバムを聴いたことがないのです。
全体を通じて質感が特徴的、オリジナルだなぁと感じます。ブラジル音楽らしくない(という表現が正しいかどうかは置いといて)、一種の気怠さのような、仄暗い感触がちょっと今まで感じたことのないものだと思うのです。
独特のボソボソとした囁きのような歌声と、残響を持たせた女性コーラス、繰り返されるミニマルなフレーズ、弦の響き、フルートのちょっと不穏な響き、軽快なギターと硬質なベース・ライン。白日夢的な神秘性が漂っています。
淡々としているようで、聴き進めるほどになんか癖になる没入感、中毒性があります。初めて聴いたけど、サンパウロの音楽らしい実に個性的音楽だと思います。
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