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一口頂戴VS食い意地(私)

この話は定期的に思い出す度にするんですが、私が学生時代の話です。

あれは友だち数人で飲食店に行った際に、各々が思い思いの注文をしていたら、一人だけ中々注文が決まらない女の子がいました。

その女の子は「AとBとCで悩んでて、どれも食べたいなー?でも聖龍。さんがA頼むなら貰えるし、BかCのどっちにしようかなー?」と声に出して悩んでいました。

そして当たり前ですが、声に出して悩んでいるので悩んでいる内容が私にも聞こえました。
私にはそれがどうにも聞き流せない内容だったため、私はその女の子に言いました。

私「先に言っとくけど、私の注文(した料理)はあげないよ?」


そう私がというと、その子は鳩が豆鉄砲食らった顔して「えっ?えっ??」と言い淀みだし、注文が更に長引きました。
なお、結局周りから急かされる形でその子も注文して、めいめいで注文を食べて食事は終わりました。


何故貰えると思ったのか。

因みに、誤解なきように補足しますと、その時の飲食店は居酒屋や大皿シェアの形式の店ではなく、何ならその子からの奢りなどではなく、個別会計の定食スタイルのオシャレカフェでした。

私は大阪出身なので食い倒れよろしく食い意地がとてもはっています。
美味しいものLOVEです。
そんな私なので「私はAが食べたいから頼んだのに、何で分けて貰える前提で、周囲の注文を聞いてから自分の注文頼むの?」となりました。

さておき、食い意地がはっている私でも、シェア料理や居酒屋ではちゃんとみんなと均等に分け合います
それに相手から事前に「シェアしない?」と相談されたり、あまりに美味しすぎて誰かと共有したくなって自分から「一口食べる?」と相手に提案したりなど、シチュエーションによってはシェアします。

要は郷に入っては郷に従うスタイルなので、事前相談もない定食スタイルでなければここ迄ツンケンしなかったと思います。

しかしながら彼女には彼女の物語があるが如く、この女の子は定食スタイルでもシェアして貰える環境で育ってきたのかもしれませんが、私のご飯は私の物派な私とはセロリ案件だったので、その後その女の子とは食事にいかなくなりました。

結局のところ、何事も棲み分けが大事な話ですね。

同人の話でも日常でも変わらぬ私の実体験話でした。

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