同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)16.金銭感覚
文学フリマ東京にかまけて、こちらのシリーズ更新止まっており、申し訳ありません。
身内の読者率が高く、続きを切望されたので、まだまだ尽きぬ怖い話をしようと思います。
気温も上がって参りましたし、久々にみなさんに涼をお届けできましたら幸いです。
前回の話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)15.差し入れ事件」はこちら。
相談
さて、私はSNSのDM欄を常時開放しています。
毒マシュマロ対策と言うのもありますが、何気にDM欄を開放していると、気軽にみなさん話しかけて下さいます。
失礼ぶっこくようなDMや痴漢や嫌がらせも来ますが、基本的には楽しい異文化交流できる場として利用できて、面白いです。
そんな愉快な異文化交流の場となっている私のDMですが、一番よくくるDMの内容が「相談事」です。
いや、元カレ裁判話でも話しましたが、私が裁判を2回もしているのと、トラブルにあっても物理解決しているのとで、どうにも「頼りになる」と思われており、気軽に相談がきます。
貰い物の特殊食材の料理レシピから、役所仕事の相談、誤字脱字チェックに、映画化された原作漫画の簡単なあらすじなど、気軽にお答えしています。
そんな中で貰った怖い相談話をします。
金銭感覚
フォロワーAさん(二十代の同ジャンルのライト腐女子)からの相談
Aさん
「聖龍。さん、お暇だったら今度私の買い物に付き合ってくれませんか?それか私が買ってきた物を、聖龍。さんと一緒に行って選んだって言ってもいいですか?」
私
「日程合えば別にいいけど、私が行かなくてもいい感じのなの?何かのアリバイ工作か?事件か?(事件センサー📡)」
Aさん
「実はその、フォロワーのBさん(Aさんよりかなり年上の強火衣類オタ)が、私が「春用にスニーカー欲しい!」ってSNSでつぶやいた途端「スニーカーならこれがおすすめ!あなたにならこの色がいい!今度限定のモデルが出るからこれもいいよ!」って急に話しかけてこられて、でもおすすめされるの全部一万超えで、二万超えのもあるんです。でも私そんなスニーカーに一万も出せないです」
私
「あー…(母さん事件です)」
Aさん
「最初は貰ったリプにいいねだけして、スルーしようとしてたんですけど、そのうち返事してないのにDMも送ってこられて、スニーカーのオススメが止まらないんです…もう何かスニーカー買うのやめようかと思ったんですけど、買わないなら買わないで何か絡まれそうで、聖龍。さんと一緒に選んだって言ったら収まるかなあって…」
私
「あー(Bさんと対等な関係の私を牽制に使いたいのね?減るもんじゃないし)いいよいいよ。何か好きな靴なんか買ってきて、どこで買ったとか言ってくれたら話し合わせるから」
Aさん
「ありがとうございます。ちょっとどう反応したらいいかわからなくて、巻き込んでごめんなさい」
私
「いいよいいよ。お金とかはかさないけど、それくらいなら別にいいよ。それにBさん悪気ないけど、好きな物に対して金銭感覚高目だからね。Aさん(若い子)の予算に合わないよね。今どきスニーカーなら数千円でいいのあるしね」
Aさん
「ありがとうございます!今度何かお礼します」
私
「今度イベントで買い物手伝ってくれたりしたらいいよ(買い子さん交渉)又何かあったら言ってね?」
Aさん
「はーい」
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Bさんからの確認
Bさん
「聖龍。さん、Aさんと買い物行ってきたの?」
私
「あーうん。今度イベントの買い子頼むから、打ち合わせも兼ねてねー(のらりくらり)」
Bさん
「何であんなスニーカーにしたの?あんなスニーカーならすぐ駄目になるよ?今ならどこそこのメーカーの限定モデルが…云々かんぬん…」
私
「(何で私にそれ言うんや…)いやまあそれはそれでBさんからしたらとてもいい物かもだけど、Aさんにも予算があったからさ!やっぱ若い子だとイベント前だし節約したかったみたいでさ?そこは推し優先だもんね!仕方ないよ!」
Bさん
「それにしたってもっと他に…」
私
「まあまだ価値がわからないってのもあるしさ?Aさんのお金なんだから、私達外野がアドバイスはともかく、押しつけたらそれはもう地雷つーか解釈違いの押しつけじゃん?」
Bさん
「でもさあ…」
私
「(そんな押しつけ一辺倒だから、Bさんの布教は嫌厭されがちなんだけどなあ…)まあ所詮他人事だからね…合わなかったと諦めよう」
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Aさんからの報告
Aさん
「聖龍。さーん!聖龍。さんとスニーカー買ってきたってSNS上げたら、Bさんから「何で?」ってDMきてたんですけど、暫く無視してたらなくなりましたー!ありがとうございます」
私
「いいよいいよー(なるほど?Aさんが無視し続けたからBさん私のとこにDMしに来たのか?)」
Aさん
「次友だちのCも連れて買い物がんばりますね!」
私
「基本通販頼むけど、通販ないとこだけお願いね?サチケ(サークルチケット)で早く入れるし、私の買い物終わったら後は自分の買い物に回ってくれていいからねー」
Aさん
「はーい!」
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と言う事があったとさ。
因みにこの後、AさんもBさんもジャンル移動やらアカウント変更やらで、今はSNSのアカウントなくなって、音信不通です。
こんなに同じジャンルで深く繋がって、オフでも仲良くしていても、SNSの繋がりはアカウントがなくなると途端に希薄になる。
そう言う意味でも淋しく怖い話でした。
最後に
この「自分の好きなものを相手に押し付ける事件」ですが、私も若い頃に似たような目に散々あってきたので、こう言う話を聞くと他人事とは思えず、つい親身になります。
しかしながらライトオタクや新規さんに対して「これオススメ!」と話しかけて高価なものを押し付けたり、逆にライトオタクや新規さんが持っている安価な物を貶したり、ここまであからさまな態度でなくても、それとなくされた経験てありませんか?
前述の通り、私は若い時散々それを経験してきて、思い出しても嫌な気分になりますし、今同じ事を誰かからされても引きますし、何なら逆に気分が萎えてオススメされた物に全く興味がなくなります。
逆効果なのに、ついうっかり気持ちが空回りしてしまう悲しい事件だと思います。
私自身、人に何かをオススメする時は相手の反応を見ながら、相手の立場に立ちながら、相手から反応がなかったら止める、様子見る等と対策しています。
解釈違い、地雷はあっていいのですが、解釈違い、地雷の押しつけはダメ絶対です。
そんな怖い話でした。
同人サークルでの怖い話と言うより、広義な腐女子間の怖い話になりましたが、私が同人サークルで買い子さんを頼んでいたフォロワーAさんとの話でしたから、そこら辺はお見逃し下さい。
余談ですが、キャプションの画像は私がアメ横で見かけて千円で買ってきたスニーカーです。
私は元バンギャなのでプレタポルテなブランド品も大好きですが、身につけるものは高くても安くてもどっちでもええやん派です。
次回の話は「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)17.買わんのかい!」はこちら。
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