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同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)15.差し入れ事件

イベントがもうすぐ近いので、イベント参加時に体験した差し入れにまつわる怖い話をします。
毎回書くか書かまいかとなりますが、私が書かないと誰にも知られず終わる事件なので、やはり私が書くしかないとなって書きます。
なお、もう過ぎた話なので怖がるか笑うかして頂けると幸いです。

前回の話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)14.宣伝」はこちら。


イベントでの差し入れ

同人イベントにサークル参加していますと、ありがたいことにサークルスペースに来て下さった方から差し入れをもらう事があります。
因みに私もイベントの際には、感想のお手紙とか、ちょっとしたお菓子とか、ちょっとした粗品を差し入れる方です。

しかしこう書き出しましたが、差し入れはあくまで任意なので、差し入れ欲しいとか、差し入れした方がいいとかの表明では一切ないです。
イベントにおいて、サークル側も一般側も対等な立場なのですから、そこは間違わないで下さい。
あくまで私の体験談での話です。

さておき、そんな任意の中で、サークルスペースに来て下さっただけでも嬉しいのに「差し入れ迄下さるなんて…」と貰った際には感動します。
感想の手紙とかもついていると、本当に感無量です。

そんな貰って嬉し恥ずかしい差し入れですが、しかし中には貰って「ちょっとこれは……」と困ってしまった差し入れもありました。

そんな貰って困った差し入れの話をします。



夏場に生物

それは夏のイベントでの事。

知り合って間もないフォロワーさんから「聖龍。さんてよくお料理しますよね!これうちで余ってた野菜です!」と言って、笑顔でスペースのテーブル越しに渡されたのは大量の生野菜。

普通のLサイズのスーパーの袋二つ分程、葉野菜や根野菜混合で頂きました。

とりあえず「あ、ありがとうございます」と咄嗟の事で受け取ったのですが、貰った瞬間とても困りました。



貰って困る理由

「イベント会場から持ち帰るのが困難」に尽きます。

受け取った瞬間に、どうやって持ち帰ろうかと悩み出しました。

因みに渡してきたフォロワーさんは「それじゃあ!」とスタスタと去っていかれました。
「要りません」とも返せない状態です。

イベント会場から宅配便での発送しようにも、時は夏場、イベント会場内や近郊にある宅配受付では、クール便対応はありません。
では普通便で送るとなると、
イベント会場の荷物は翌日発送なので、通常より輸送日数がかかるので、葉野菜はきっと死にます。
場合によっては根野菜も死ぬでしょう。
と言うか貰った時点で既に葉野菜は萎びた状態だったので、半ば死に体でした。
これでイベント会場から自宅に普通便で送ったら家に届いた時点で腐っている未来が見えたので、宅配便は諦めました。

そうなると必然的に手荷物で持ち帰る事になります。
時は夏場、イベント後で体力的にも辛いです。
サークルでの荷物や、イベントで手に入れた戦利品もあります。
宅配便で自宅に発送できるものは送る手配になっていますが、手荷物がないわけではありません。

そこにLサイズのビニール袋にパンパンに詰まった野菜が二袋です。

しかも野菜は萎びて今にも痛みそうです。

私はその日、何人かのフォロワーさんとアフターをする予定でしたが、状況を説明してアフター参加を断念する事にしました。
そして一人で手荷物と頂いた野菜を持ち帰りました。

幸いその日は都内のイベントで、電車で1時間以内に帰れる場所でしたので、何とかヘロヘロになりながら持ち帰れる事ができました。


心苦しい

しかしながら、本当に夏場に生物の差し入れはやめましょう。
いや、夏場じゃなくてもやめましょう。
常温で日持ちする痛みにくいもの
にしましょう。

私は何とかその時は頑張って持ち帰りましたが、結局一部の野菜は傷んで変色して食べられないような状態になっていました。

流石に心苦しいのと、困るのとで、送って下さったフォロワーさんに「以後野菜を差し入れるのはやめて下さい」と伝えました。

しかしフォロワーさんは「家にあった余り物なので食べられなかったら捨てていいですよ!」と言ってこられました

「いや、そういう問題じゃないですからね??」となり、再度強めに「あなたがよくても私が困ります!」と伝えました。

ここまで言わないと伝わらない事もあるのかと思ったのですが、「わかりました。ごめんなさい」と言われて心苦しくなりました。

でもこれでフォロワーさんがわかってくれるならと思っていたところ、次に開催された別のイベントの際に、このフォロワーさんは私のスペースに「大き目のお皿」を差し入れに持って来られました。

因みに、私の出しているジャンルの公式グッズなどではなく「普通の市販されている食器」でした。
状態として箱入りなどではなく、なんかプチプチを一巻きしてテープで止めた程度でビニール袋に入れられてきました。
「料理に使って下さい!」と又言われましたが、「生物(野菜)が駄目なら割れ物(食器)を持ってくるってどう言う事ですか?」と大きい声出ました。

ツッコミが止まらず、今度は貰った瞬間に「こう言う差し入れは困ります!」と断りました。
二度目ともなりその場でかなり強く言いました。

声量と共に申し訳なさも増して心を痛めたのですが、フォロワーさんは暖簾に腕押しだったのか、突き返したお皿を受け取りつつ「こう言うのが駄目なら本ならいいですか?」と確認される始末でした。

ここでイエスと答えたらどんな目に合うかと想像に易かったため、私は即「お気持ちだけでいいので、あなたからの差し入れはいりません」と答えました。

「わかりました」としょんぼりされたため、めちゃくちゃ心が痛みました。

いやでもここでキッパリ言わないと絶対に私が困る。
このフォロワーさんはたぶん言わないと止まらないと、心を鬼にして言いましたが、本当に本当に心が痛みました。

そんなフォロワーさんだったので、こんなに心を痛めましたが「何やかんやあって」、相手からブロックされたので縁は切れました。
いやあ、本当に今思い出しても怖いですね。
そんな差し入れ事件でした
本当にあったホラーです。


最後に

個人を今更どうこう言うつもりはないので、こういう事がありましたという怖い話として、こうしてみなさんへの話の種になればと思います。
差し入れの怖い話と申しましたが、これは差し入れどうこうより相手の方の問題だったかもしれません。

なぜならこんな差し入れをされたのは、長い同人サークル活動の中でも後にも先にも一人きりなので、基本的にみなさんからの普通のお手紙や差し入れは嬉しいものです。
いや、差し入れなんてなくてもいいので、挨拶だけでも大歓迎です。

こんな話を書いた側ですが、みなさんどうか、私のサークルスペースに来られる機会がありましたら、普通の…良識の範囲内で、気楽にサークルスペース遊びに来て下さい。

そんな私の体験談でした。 

次回の話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)16.金銭感覚」はこちら!


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