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バケモノの子

日本海側寒波を避けるように東京に

新幹線の車窓は雪景色から青空に代わる
猛吹雪の中長野を過ぎたあたりから
住宅の屋根には雪もなく空は青く晴れ
日本列島の広さを再度確認する

東京駅から電車を乗り継ぎ竹芝方面に
なんせ田舎者は電車移動にもドキドキハラハラ
いまどきの携帯ナビが活躍し無事
劇団四季の会場に到着

劇団四季が繰り広げるミュージカルは
アニメで見たバケモノの子とほとんど変化なく忠実に表現されていたと思う


交わるはずのない世界
人間界とバケモノの世界をつなぐルートに迷い込んだ「蓮」
バケモノの世界で「九太」という名を与えた異端児「熊徹」

「九太」のバケモノの世界での剣の修業が始まる

人間だけが持つ『闇』バケモノの世界ではバケモノたちは皆
心の『闇』は持っていないのだろうか
一郎彦の弟次郎丸を見ていると彼らには
心の『闇』が存在しないのだと感じる

猪王山はもっと早く一郎彦に真実を伝えなかったのだろうか
人間とバケモノの違いなどその世界においては一目瞭然だろう

一郎彦が心の『闇』に飲まれたのは養父「猪王山」の重責である
養父「猪王山」が一郎彦の心の『闇』作り出したといっても過言ではない
もっと早く真実を告げるべきではなかったか

一郎彦の苦悩は計り知れない

一郎彦が早くに自分が人間の子だと知ったら
彼も人間界に戻りたいと思ったのだろうか


やはり人間の子はバケモノ界の【渋天街】に満足できないのいのか
そして人間界【渋谷】に戻る


人間の闇をクジラに投影した作者細田守監督は素晴らしい
『闇』に飲みこまれていく時は感覚として伝わってきた

剣になった「熊徹」事故で死んだ「母親」
命をなくした者たちは「九太」「蓮」とこれまでのような関わり方はできいが、別の形で彼を支え続けていくのだろう

バケモノの子は色んな要素が詰め込まれた奥の深い物語だ




#バケモノの子
#劇団四季
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