医療の道を目指す高校生 オンライン交流
①現役医学部生とのオンライン交流
♡サポーター
弘前大2人(三本木高卒)、自治医科大1名(三本木高卒)
とても面白かったです。そして、高校生にスイッチ入りましたね。サポーターの自治医科大の学生は高校生の時、Misawa English Activitiesの活動に参加し、今度は高校生に何かを与える立場で参加という望ましい形で参加。2人の弘大生は岩木健康増進プロジェクトで地域貢献してきたホスピタリティ溢れる大学生。
やはり高校生からは、勉強の仕方や入試、大学でのキャンパスライフなどの質問がありました。大学生は自分達の経験を踏まえて丁寧に答えていました。
学費が全てタダ!の自治医科大生からは、学校の理念「医療の谷間に火をともす」の言葉が出てきました。各都道府県で医療が行き届いていない地域がある。その医療に関わる大切さについて話しがありました。
弘大生は、短命県返上について触れ、なぜ青森県は短命県なのか岩木健康増進プロジェクトに携わった経験から来る持論を展開。わかりわすい言葉でみんなが「なるほど」という感じで聞きいっていました。また、青森県の医療の課題についても触れ、参加者はしっかりとメモを取っていましたね。
特筆すべきは大学生が医者を志す高校生に贈った言葉。全員の言葉に共通したものがありました。『人との繋がりの大切さと人間性』素晴らしいメッセージだと思います。初めと終わりの高校生の表情の変化が印象的でしたね。
You inspired them!
②世界の医療を目指す高校生×三沢米軍基地病院医師
『あなたが一緒にいてくれて本当に助かった。ありがとう。』
と処置をしたアメリカ人にそう声をかけられたれたとき。
冒頭「この仕事をしてきて嬉しかったことは?」に対する医師のこの答えから始まりました。協力してくれた医師の方から、嬉しかったこととして出てくるのは、おーーー!スゲー!というものはあまりありませんでした。仕事がスムーズに進められたときなど、普通の人にとって小さいことばかりです。しかし、真剣に仕事に向きあっている人からは、こういった言葉が出てくるんだなと高校生は感じ取ったように見えました。
今回は、国際看護士・日本の看護士・医師を目指す高校生が現役医師と交流しました。短い時間でしたが、内容はものすごく濃かったです。気配りしてくれたのか、高校生が英語を勉強しているので、それについても触れてくれました。現在職場で使っている英語は、学校や英会話教室、留学して学ぶ英語とはいろんな意味で全く違う。スタッフは全員アメリカ人。1分で済むことも、本当の英語力がなければそれが、10分どころか、20、30分かかることもある。患者さんとのコミュニケーションは一言の違いで、生死を分けることもある。当然、医学部を出てるので、相当英語得意だったはずですが、「もっと英語を勉強しておいた方がよかった」こんな意外な言葉も聞かれました。
その他、主な内容をまとめておきます。
・日米の病院、ガイドライン、働き方の意識の違い。
・小児科は子供と話すというよりも親と話すことが多い。その時間が意味がある。
・麻酔について。
・人によっての英語の言い回しの違い。
この他にもたくさんの話題が提供されました。
大きな学びとして、医療という1つの分野で物事が起こっていない。
環境、政治、経済、教育、心理、日常生活・・・複合的な要素が絡んでいる。小さな街の医療を考えるにしても、あえて世界から医療現場をみて、地域医療の問題解決に繋げることも必要。医療の道に進むみなさんですが、視野を広く、多角的に物事を考えられるような人間に成長していって欲しいですね。
以下高校生の感想です。
米軍基地内の病院に日本人医師が必要不可欠だということがよく分かった。様々な場面において、言語の違いは大きな壁になってくる。医療の現場では専門的な知識も多く必要になり、アメリカ人のスタッフや患者との信頼関係を築く為に、それらをしっかり伝えることも大切。そういった医療現場で働く基地内医師はカッコイイと思った。
また、特に印象に残ったのは、「毎日留学しているようだ。」という言葉。身の周りすべてが英語で、すべての生活がアメリカ式。日本にいながら留学しているような体験ができるのは素晴らしいと思った。
これから語学は若ければ若い程身につくとおっしゃっていたので、英語の勉強に力を入れようと思った。
お忙しい中、貴重な体験をありがとうございました。
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