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オンラインふくろうぶんこ 始めます

子どもたちへ 

 今、ちょくせつ会うことはできないけれども。
 オンラインで、集まってみませんか?

 google(グーグル)のハングアウト(ラインみたいなチャットツール)で、いろんなことをしてみよう!どんなことをしてみようかな。アイディアもつのりたいけれど、ひとまずハングアウトのグループチャットでしようと考えていること。

・推し(おススメ)紹介
面白かった本やマンガ、アニメやゲームなど。写真とコメント付きだといいな。
はまっているもの何でも教えて。

・やってみた!作ってみた!
Youtubeの「やってみた」を自分もやってみた
絵本や本のあのシーンを再現してみたよ
ごはん・おやつ・ハンドメイド作品作ってみたよ自まんもいいね。
実験してみた

・時々ミッション発令!
家にあるカンヅメでオリジナルランチを作れ~お昼に写真を投こうせよ
○○を見つけて写真カードを作れ

・デジタルツールにチャレンジだ!いろんな機能を使ってみよう。

 zoom(ズーム:ビデオ会議)はちょっぴり子どもたちは恥ずかしがるけれども、こんなことができると思うよ。

・ミニゲームやサークル活動
・ミニ学会ごっこ(自分で調べたことを発表しあう)

 まだまだ工夫をしたらおもしろいことができると思うので、いっしょに楽しい場を作り上げてもらえたらうれしいです。なにしろこれはまだ、だれもやってみたことがないことなのだから。

 とつぜん学校がお休みになって、みんなはどうすごしているでしょうか。みんなが「この先どうなるのかなぁ」とか、「お友だちに会えなくてさみしいなぁ」とか、いろんな不安や悲しさをかかえているのではないかと思うと、おとなとしてとてもむねが痛くなります。でもそのいっぽうで、学校で何かしてもらうのをまつだけではなく、今だからできること、自分の「やってみたい!」と思うことをやってみるチャンスもみんなの手の中にあります。せっかくだから、楽しみながらいろんなことをやってみて、それをみんなでシェア(共有)してしまおうというのが、この「オンラインふくろうぶんこ」の目的です。「実さいに人と人とが会わずして、どんな楽しいことができるのか?」という壮大な(大きな)実験でもあります。この時代に生まれたみんなだから、いろんなデジタルツールのいいところを利用して(それを学ぶチャンスでもあります)、新しい場所、新しい学びかたを作っていけるんじゃないかと思っています。みんなの参加をお待ちしています。

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おとな(保護者)の方へ

 googleアカウントでハングアウトというアプリを利用し、LINEのようなチャットルームに(日常の活動を)投稿し合う場所を作ります。イメージ(見た目)としてはLINEのグループチャットのような感じで、好きなものや作ったものを投稿してもらい、それへのコメントをメッセージ送信するということをベースにします。そして時々イベントを企画し、お題を出してそれぞれの場所でチャレンジしてもらい、その様子を写真にとって投稿してもらったり、感想を言い合ったりできたらというふうに考えています。(自由参加で、気が向いたら参加してもらうゆるい感じでやります)子どもたちがそれぞれの「やってみたい」「やってみた」「好き」を発信する場、それに対して「いいね!」と言ってもらえる場、子ども同士交流できる場が必要だなぁと思っての構想です。大人はSNSでそうしたことをしていますが、子どもたちだってそうやって自由な発信と仲間の承認が得られる場が必要ですよね。

 なぜハングアウトにしたのかというと、まずLINEのアカウントを持っていない(そもそも専用のスマホやタブレットを持っていない)子どももたくさんいるだろうと考えたからです。そうなるとLINEで何かをしようと思ったら、親御さんのアカウントを使ってもらわないといけなくなりますが、それはプライバシーの問題で避けたい。ハングアウトはLINEのような機能がありながらも日本では認知度(使用率)も低く、親御さんが日常的にハングアウトを利用されていなければ、子どもが親御さんのデバイスでハングアウトを使っても(親御さんの)プライバシーを保てるのではないかと思いました。LINEは1回線につき1アカウントしか作れませんが、googleアカウントは複数のアカウントを作成して使い分けることができます。(13才未満の子どもはアカウントを自分で作れないので、保護者の方で作って頂き、その管理のもとでの使用になります)また複数の端末からも使用でき(パソコンでも使用可。データ通信契約していないpadやおさがりのスマホでも使用可)、環境を選ばない点も利点だと思います。またgoogleアカウントがあれば、ほかの様々なサービス(gmail、ドライブ、フォームなど)も使いこなしていく練習ができます。

 今回の構想で私が取り組んでみたいと思っていることは、「子どもたちが、守られた環境でデジタルツールを使う練習をする」ということです。デジタル(オンライン)ツールはこれまで危険性があるという側面が強調され、いかに使用を制限するか、制御するかということが議論の中心になっていました。でも今や時代は、そのリスクを引き受けて(知識を持って身を守り)、それらを便利に使いこなしていく、そうしたリテラシーが必須になっています。ですから大人の目があるところ(守られた環境)で、少しずつ使い方を学んでいけたらいいと思いますし、親子でともに学びながら話し合える環境も大事なのではないかと考えています。

 「学びを止めない」というようなことが言われていますが、その「学び」がこれまで通りの学び、学校での一斉授業が想定されているのであれば、それはいったん止まるべきなんじゃないか、と私は思っています。一斉授業での「教え、教わる」関係や構造に縛られば縛られるほど、子どもたちは「教わるのを待つ」という形で(休校という状況下では)学びが止まってしまいます。なのでいつ学校が再開されるかも分からない、オンライン授業の気配すらない状況で「これまでの学びが再び動き出す」のを待っているだけでいいのか、甚だ疑問です。だから「今まで通り」ではなく、「新しいこの状況で」できること、学ぶことを自分で見つけていくことが、「学びを止めない」ということなのではないでしょうか。まずは楽しみながら、自分の興味の赴くままに、ものごとに出会う。そういう時間を持てたことが、ある意味で今回の休校の大きなチャンスだと思うのです。

 まずはハングアウトで気楽に好きなモノや自分の活動をシェアしつつ、そのうち自分のテーマを見つけて探究できるようになったらzoomでミニ学会ごっこもしたいと考えています。そのサポート(たとえばスライドを作ったり、動画を作ったり)も、できる範囲でオンラインでしていけたらと思っています。大人もぜひ参加して、「改めて興味を持って、楽しく学んだこと」を発表してもらえたら嬉しいです。というのも大人たちが楽しく学ぶ姿は、きっと子どもたちにとって希望や憧れになるはずだから。勉強=いやなこと、させられることじゃないんだよっていうのは、口でいくら言っても伝わらなくって、わくわくしながら学んでいる大人をそばで見ることでダイレクトに伝わるんじゃないかと思います。そして可能であれば時々面白い先生を招いて、子どもたちにzoom授業をしてもらえたらと現在助成金申請を検討中です。

 関心を持って下さった方は、fukuroubunko.kyoto@gmail.com(@は半角に)にハングアウトからご連絡頂くか、gmailアドレスを西尾までお知らせください。今全くよく分からないよ、という方も、気楽にメールやLINEでお尋ねください。googleアカウントの作成方法や、ハングアウト・zoomの使い方についても、サポートいたします。4月17日午後より、「オンラインふくろうぶんこ」準備室としてオープンチャットをあけておきます。ハングアウトやzoomの使い方、ためしにzoomつないでみたいなどなど、気楽にご相談ください。この際ですからデジタル教材やアプリなど、デジタルツールでの学習についてのご質問もどうぞ。素人なので分からないこともあると思いますが、分かる範囲でお答えします。生活しながらになりますのですぐにリプライできないかもしれませんが、ご了承ください。

 そしてぜひ、梟文庫の会員さんになってこれらの活動を支えてください。新年度の会員登録受付をスタートしていますので、会員継続ご希望の方、ご遠方から梟文庫の活動に参加してくださる方、応援してくださる方、どうぞよろしくお願いいたします。(年会費のお支払いは後日でも大丈夫ですので、まずは会員登録をお願いいたします)


オープンチャット「オンラインふくろうぶんこ準備室」
https://line.me/ti/g2/TmBDCGJX3DNnZXAmU31Tcw?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

一定期間運用後、閉鎖予定です。アカウント開示は必要なく、匿名で参加できます。西尾に認識してもらいたい方は、分かりやすいニックネームで入ってください。

細々noteですが、毎週の更新を楽しみにしているよ!と思ってくださる方はサポートして頂けると嬉しいです。頂いたサポートは、梟文庫のハンドメイドサークル「FancyCaravan」の活動費(マルシェの出店料等)にあてさせて頂きます。