見出し画像

2020梟文庫はこんなことしたい

 嫌だーウギャーとごねていた年末事務仕事もひと段落。
 とにかく会計の能力が壊滅的で、「なぜ合わない!?なぜこうなる!!」と今年も天を仰ぐこと数回だったが、「それ(そのお金)はそっち(その項目)に入れちゃだめでしょ。」とオット氏がサクサクと直してくれたもんで、なんとか合ったよ~。いまだに自分が何の操作を間違っていたのか分からんという気持ち悪い状態なんだけれども、ぶんぶんぶん、そのことについてもう何も考えたくない。ニガテとはそういうものだ。「勉強したくない!」思い全開の子どもさんを前に「なにゆえそこまで・・」と途方に暮れたこともあったが、今は超絶分かるよその気持ち・・・こんなに分かってしまっていいのか分かんないくらい。

 さて事務といっても年末にするのは会計だけではなくって、会員制度を改訂したり、それに基づいて会員登録の準備をしたり、今年度の活動を振り返って来年度に取り組む活動の概要をまとめたりすることも大事な仕事である。基本私一人で運営している文庫だけれども、この時期いろんな人に相談をして様々な意見を聞きながら、次はどうしたらいいかあーだこーだ考える。来年度は新型コロナウイルスの動向が見通し立たな過ぎて構想練るのもしんどい状況だけれども、それでもやっぱり「やりたいこと」がたくさんあって、そのこと自体は幸せなことだよなぁと思っている。

 来年度の活動は、大きく二つに分けることにした。ひとつは「コミュニティースペース梟文庫」で、こちらは今まで通りの活動が主軸になる。図書の貸出などの図書館機能、様々なワークショップやイベントを柱に活動していく。ただそれに加えて、先日ゲリラ的に開催したLINEのオープンチャット「もやろうBAR」の定期開催も梟文庫の活動に加えることにした。梟文庫にリアルに集える人も、遠方で梟文庫を応援して下さっている方も、梟文庫のオンラインコミュニティで交流できたらいいな、と思っている。ただし先日の試みは不特定多数に開かれたものだったが、来年度以降は梟文庫に会員登録して頂き、会費のお支払い確認後にURLをお送りするという会員限定のクローズドなBAR形態をとることにした。梟文庫の活動趣旨にご賛同頂き、安心して発言し交流できることを大事にしたいという思いからの判断である。ご遠方の方も、梟文庫の活動に参加できる機会としてぜひ会員登録をして頂けると嬉しい。

 そして活動の二つ目は、「多様な学びの場ラクエスト」。今年度から「ICTを使った自習室ラクエスト」を週に1度始め、学校以外を学びの場として選択している子どもたちを中心に利用してもらっている。現在そうした子どもたちのニーズは学習よりも「居場所」であることから、来年度は「デジタル機器が使える居場所ラクエストカフェ」に名称を変更し、活動内容自体は変えずに運営していくことにした。しかしラクエストは「ラクエストカフェ」の運営だけにとどまらず、さらに二つの活動を立ち上げることにしている。ひとつは「ラクエストオンライン」で、不登校や教育の未来について考える人々が主にオンライン上で交流したり学ぶ合う場の立ち上げであり、現在どんな形態が最も集いやすいか検討中である。オンラインミーティングのzoomを試したり、noteのサークル機能やslackを検討してみたりしているが、昨今のテクノロジーのいいところどりをして楽しみながら試行錯誤できたらと思っている。私自身は基本PCベースの人間なのだが(LINEさえPCメインだよー)、おそらくスマホベースの方々のほうが多いと思われるので、スマホベースの方々、何かよいアイディアがあったらぜひ教えてください。

 さらに「多様な学びの場ラクエスト」の活動の中に含める取り組みとして、「ラクエスト学会」なるものを構想している。子どもが(できたら大人も!)自分なりのテーマを決めて自分のスタイルで探究し、それをまとめて発表する場の開催がしたいと考えている。これは性教育ワークショップをして下さったアクロストンさんのご家庭で実践されている「しらまとナイト(調べてまとめて発表する学会ごっこ)」の二番煎じなのだが、そこからアイディアを得て企画を考えている。ポスター発表もよし、パワーポイントやキーノートなどによるプレゼン口頭発表でもよし、また発表までのサポートも視野に入れている。秋以降に開催をしたいと考えているが、コロナウィルスの動向が不透明であるため、オンラインでの開催という形になる可能性もあると思っている。

 またこのラクエスト学会では、今年度アクロストンさんをお招きして性教育の学びの場を持ったように、「公教育で現在足りていない領域の学び」に焦点を当てて、そうした学びのワークショップや講演会なども企画していきたいと考えている。性教育の学びも引き続きしていきたいと思っているが、「権利や人権」の教育、「主権者」教育、デジタルシティズンシップ、「お金」の教育、子どもの「哲学カフェ」など、学校教育でなかなか学ぶことのできない領域の教育に触れる場、きっかけとなる場を少しずつ作っていけたら嬉しい。

 そして前年度に展開していた「すきまや」はおかげさまで利用してくださる方々のコミュニティもできているため、個人活動として文庫の活動とは切り離すことにした。また個別の学習支援「楽々研究所」も(前年度同様)個人活動として位置付けているが、「ラクエスト学会」での発表に向けたサポートなどはこちらで個別支援、グループ活動支援をしていくので、関心のある方は西尾までお問い合わせ頂きたい。放課後の子どもたちのお預かり制度「放課後おやつクラブ」はニーズと合致しなかったため、いったん中止することにした。

 ・・・というのが来年度の梟文庫の活動概要である。ダラダラと書いて分かりにくいかと思うので、表などを使ってまとめてある下記の資料をご参考ください。会員登録と会費のお支払い受付開始は、4月1日~となっている。お近くの方も、ご遠方の方も、ぜひ梟文庫の会員さんになって、梟文庫の諸活動を支えてください。よろしくお願いします。

 それから梟文庫の公式LINEアカウント作っています。FacebookやInstagramで情報得られない方はぜひご登録ください。

https://lin.ee/2Wisyww

※ラクエストのご案内は、4月以降の状況の変化によって大きく修正をしました。公開後に申し訳ありません。梟文庫facebookよりご確認ください。

細々noteですが、毎週の更新を楽しみにしているよ!と思ってくださる方はサポートして頂けると嬉しいです。頂いたサポートは、梟文庫のハンドメイドサークル「FancyCaravan」の活動費(マルシェの出店料等)にあてさせて頂きます。