小鳥たち
今冬の庭に来る鳥はヒヨドリばかりだったのが春分の日頃からムクドリも姿を見せるようになった。伊予柑や八朔の器にオヤツが入るのを木の上で待っている。
昨日小雨の中庭へ出た時にシジュウカラがいるのを見つけて、おや久しぶりねと眺めていると、ひゅっと桑の木に飛んできた茶色の鳥が幹の下の方から幹伝いに上へ上って行く。変な動きにじっと見つめていたら、またシジュウカラが一羽きてヒヨドリもと鳥たちが一斉に集まってきた。
そうだオヤツをあげなくちゃと一歩動くと集まった鳥たちがこんどは一斉にそれぞれの方角へ飛び立って鳴き立てる。先ほどの茶色の鳥はと見やると我関せずとばかりに隣の木にゆっくりと移動し、そのまま横跳びに移動して葉の落ちてしまって枝だけの紫陽花まで移動すると陽気なリズムで紫陽花の木の根元付近をコココ!コココ!ココココン!と突き出した。やっぱりキツツキだ!コゲラという小型のキツツキで本当に偶にしか見ることが出来ない鳥。
キツツキが庭に来るなんてとても贅沢なことだとおもう。鳥たちは好物のある場所へ来るから、矢車草が沢山咲いた年は実った種を食べにカワラヒワがしょっちゅう来ていたし、虫もその年の植物で集まる昆虫が変わる。蜜源になる花が多いと早朝に蜜蜂がやってきて幸せな羽音をたてていたなと思い出す。また花を植えようかな
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