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【英検1級2次試験対策】素点24点から32点まで上げるためにやったこと

こんにちは。英語学習者兼、英語教員希望のみさとです。

悲願の英検1級2次試験に2回目のリベンジでついに合格したので、1度落ちてから合格するまでどんなことをやったかを共有したいと思います。

英検1級2次試験にリベンジする人だけでなく、控えている人にも役立つかなと思います!

1級2次試験は意外と2次試験対策をあまりしなくても1発で合格できたという人がいたり、約5割の人が合格するとか言われていたりもしますが、個人的にそんなに甘い試験ではないと思います。

そして、1度落ちるとそれまである程度あった英語力の自信も無くしますし、再受験の時のプレッシャーも半端じゃありません。

これから受ける人も、ギリギリ落ちた人も、備えあれば憂いなし!全力で対策していきましょう。

以下、私自身が2020年第2回の2次試験に落ちて、2020年第3回で合格するまでの約3か月間でやったことを共有します。

その前にスコアのbefore & afterです。beforeの方はどうせ受かると思っていたのでほぼ対策していなかった結果です。

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ここではやったことのみで、「合格するために大事なこと」「トピックの選び方、スピーチの組み立て方」に関しては個人の主観が入るため、別の記事でまとめようかと思います。

こうすれば受かる!と断言はできないので「こうするといいんだ!」というより「リベンジ果たしたひとはこれをやったのか」くらいの感じで読んでくださるとうれしいです。

対策①落ちた原因を分析し、どの分野を伸ばすか狙いを定める。

これはリベンジする人向けです。残念ながら不合格だった人は分野別得点を既に見てるかと思いますが、どの分野を次回までにのばすかきちんと考えながら対策するのが良いと思います。

私はshort speech 5, interaction 5, grammar & vocabulary 7, pronunciation 7 でした。

ここから、会話力自体(文法語彙、発音)はまあ及第点であることが分かります(ボーダーは大体28点、全ての分野で7点あれば多分合格。)

スピーチとインタラクションで低得点であることは、英語で話せるネタや、具体例がないということなので、英語で様々な事柄に関して瞬時に述べる練習が必要である、ということになったので②以降はこの練習に関して述べます。

また、このスピーチとインタラクション、特にスピーチは個人的に一番のばしやすい分野であるかと思います。英語力そのものよりも社会問題に関する知識(を英語で表現する力)が問われているのでスピーキング力そのものを伸ばすよりかは苦労が少ないと考えられます。

満遍なく低いという方も、文法・語彙、発音よりもスピーチとインタラクションの点数アップを狙うといいかと思います。英語で社会問題に関して表現する練習を積めば積むほど、コロケーションや言い回しを自然と覚えられたり、発話量が増えるので発音もスムーズになる可能性があり、結果的に全体スコアアップが見込めます。

私も実際、文法・語彙、発音に関しては全く対策していませんが、2回目の受験では1点ずつアップしました。

対策②面接大特訓をリピート

定番の有名どころの本ですね。

これでこれで頻出分野・基礎知識・データを叩き込みます。
ただし私が重要視したのは丸暗記しないこと!!

丸暗記を薦めない理由については別記事でまとめようと思います。    丸暗記ではなく、「なんとなく大体全部頭に入ったかな」を目指しました。
イメージはこういうことを聞かれたらこういう理由と具体例を使う!というようにすぐに頭に浮かべられて、何とか英語で表現できるくらいにしました。こうなるまで何回も繰り返します。

私の場合は大体4、5周ほどでこのレベルまで来ました。1周目は内容を理解しながら音読しつつデータ等加筆、2,3周目も基本音読で得意な分野のみ時間無制限でスピーチ、4、5周目は後述のノートに分野ごとに知識をまとめたりしながら2分間でスピーチしてました。

対策③テーマごとにブレインストーミング

面接大特訓をやっているとどんなテーマがよく問われるか分かってきたので、テーマごとにアイディアやキーワード、データをまとめていきました。

後で加筆できるようにスペースに余裕を持たせつつ自分が無理なく使える表現でノートに書き出しました。

こうすると情報が1か所に集まって安心するし、頭の中が整理されます。

参考程度にgender, internet, animal testing, religionについてまとめてある頁を抜粋します。

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汚くてもいいです。これくらいやりこんであるノートを試験会場で開いていたら、隣の受験者が二度見、三度見していました。笑 優越感にもちょっと浸れて自信がつきます!笑

対策④ひたすら過去問で実践を積む

これが一番辛かったです。

用意したのは過去の過去問一覧のサイト。http://voiceroom.web.fc2.com/C16_1.htm

最初の60題は1題1題答えと理由2つ書き出して→2分間スピーチ(!録音!)→録音聞く→納得いかなかったら再度スピーチを繰り返しました。

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こんな感じでどんどんwordに書き出していきます。面接大特訓の基礎知識+ブレインストーミングのお陰で見慣れたトピックは割とサクサク進みます。

でも、面接大特訓でもカバーしきれていない問題もあるので、その場合はじっくり考えて、調べて、英語にして書き起こしました。新しい問題に出会ったら、そこで考えた理由などは、③のブレインストーミングのノートに加筆することでまた既存の知識とのつながりも見えて良かったです。

また、録音して聞き返すのもとても勉強になりました。私の課題点としては、fillerが多すぎて聞きずらいことが大きな発見となり、fillerを入れないように心がけるようになりました。

上記のサイトには210題ほど過去問があったのですが、60題は丁寧にやったあと、残りの問題は、面接の実際の形式で取り組みました。

先程は1題1題についてじっくり考えましたが、そんな時間は本番ないので、1分間で5題の中から選んで構成考える→2分でスピーチ(録音)→聞き返し(必要であれば再度録音)を30セットやりました。

予想問題ではなく過去問なので適度に緊張感があり本番っぽく実践できました。

アイディアや表現が出てこなかったら面接大特訓やブレインストーミングのノートに戻って見返して、思い出せなかったものを強調させたり加筆したりしました。

対策⑤1級2次試験に関する動画やブログを見まくる

これは辛くなった時やりました。

英検1級のトピックを扱っている動画を見まくって、この時にこういうことを言うのもありか!なんて着想を得ることもあったので、その都度ブレインストーミングのノートに加筆しました。(この頃にはノートは友達になってました)

一ノ瀬安先生のeigo fileというチャンネルで沢山英検のトピックを扱っていらっしゃったので色んなトピックに関する具体例や理由を参考にしてました。

自分一人だとなかなか思いつかないアイディアもあったり、間違っていることもあるので他の人のものを参考にすると一緒に頑張っている気分になるし対策で辛い中の気分転換にもなりました。

おわりに

以上の5つが、私がリベンジ果たすまでにやったことです!

これをやれば絶対に合格できるかはわかりませんし、最も効率が良い方法かはわかりませんが、合格に必要な練習はこの中に含まれているのではないかなと思っております。

ご参考までに。1度落ちたからこそ辛い気持ちもわかるので、是非皆さんにも合格していただきたいです。

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