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SNSからちょっと離れたい理由

インスタがメインSNSになってはや数年。
Twitterの炎上みたいに大きく荒れることもなく、リアルな友だちでも有名人でも平和に見ていられるのがインスタの好きなところだ。
インスタを見るのが当たり前であまりにも日常に溶け込んだ今、ちょっと離れなきゃ、と思うタイミングがあったので書き留めておく。

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知り合い以外にフォローしているのは大体ファッションか美容関係の人々。
(例外はバカリズムとか有吉さん。)
この服可愛いな、このコスメ良さそうだな、とインスタを雑誌代わりに活用してきた面がある。
そんな生活が当たり前だった最近ふと、数ある服やコスメの中から、誰かが良いと言ったものばかりを買うようになってるなと気づき、ちょっとまずいなと思った。
もちろんSNS上とはいえ、いや、だからこそ、信頼に足ると思われる人のお勧めじゃないと心は動かない。
でも、世の中想像以上にたくさんの服があって、たくさんのコスメがある。
それらを自分の目で見て取捨選択する楽しみを、自ら捨てているんじゃないか?と思ったのだ。

インスタを使い始めたときは、『この人がお勧めするなら買ってみよう!』という、人を媒介とした新しい情報収集に心ときめかせていた。
それから数年後の今、むしろそういう情報収集の仕方しかしなくなっていること、モノとの出会いのルートが固定化していることに気づいてしまった。

出会った瞬間『あ、これいい!』っていう感動を得るには、自分の足で出会いに行く必要がある。
そして、他人の意見に左右されない自分の軸を持つ必要がある。
これは誰かに評価されているのか?という他人軸ではなく、心から『これ好き!』と思える自分軸。
この2つがあれば、純粋に心ときめくモノとの出会いが待っているのだ。

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SNSは今も昔も楽しい。
遠く離れた友だちと繋がっていられるし、遠い国の有名人でも少し身近に感じられる。
でも、SNS上の自分に凝り固まってしまっては淀みが生まれる。

しばらくは、今の自分の範疇を超えた何かに出会うため、リアルな空間を大事にしたい。
そして、良い出会いがあれば、それをSNSで共有出来ればいいな。

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