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「アイ,ロボット」は現実になってしまうのか

おいっす~!神谷美里です!
#AIの活かし方 について考えたときに、映画「アイ,ロボット」「ベイカー街の亡霊」を思い出しました。
今日はそんな側面からも、 #AIの活かし方 を考えていきます。


便利だけれど問題点も多いAI化

chatGPTやCanvay、Bing Image Creatorなどとても話題になった。
Googleが「Bard」を日本語でも提供開始したというニュースが出たばかりでもある。
それだけ人々を強く惹きつけ、誰もが気軽に文章やイラストなどを楽しめるようになったという点においては非常に便利なAIツール。
その反面、問題視されている点も少なくない。

chatGPTなどの文章AI

chatGPTがはやり始めた当初、レポート課題や志望動機をAIに書かせるというSNSが散見された。検索しても「レポートをchatGPTで書く方法」や、「志望動機をchatGPTで書く方法」などといったページがたくさんある。
実際、chatGPTを利用して書いたレポートは精度が飛躍的によくなり、そのほとんどがA評価になったという記事すらある。しかしこれについて、教員や学校からは使い方について警鐘を鳴らすケースが少なくない。
自分で調べて本当の情報と嘘の情報を見分けて分類し、レポート全体の構成や文章構成を考えて・・・といった手間を省き、考察すら自分でしないレポートに果たしてどれほどの価値があるだろうか。
志望動機にしてもそうだ。実際の動機や意見などではなく、とりあえず体裁を整えられて通りやすいだけの文章にどれほどの価値があるだろうと私は思う。

実際にそういった場面で利用している人がどのような範囲で利用しているかはわからないし、一概には言えないだろう。それでも「自分の言葉ではない」「自分の実になっていない」ことについては疑問を感じる。

校正や添削などで使用するという場合もある。
わかりやすいのでレポートを例にするが、調べて分類した情報と、自らの考察がすでにあり、おおかたレポートを書き終えた上でchatGPTなどのAIを使用する場合、ミスが減り精度が上がるといえる。
自ら考え調べ学んでいるため、学習として実になっているともいえる。
前者と後者では、同じ「AIを使ったレポート作成」を行っていても、全く別の利用方法であるといえる。どちらが理想的かは言うまでもないだろう。

AI絵師は絵師たりえるのか

AIイラストも物議を醸している。
TwitterをはじめとしたSNSでAI絵師を名乗る人が炎上しているのを度々見かける。だいたいの場合が、「勝手に人の絵を引用した(AIに食わせた)」というものだ。
確かにAIは学習させなければいけない。これはどのAIでもいえることで、文章なりイラストなり「こういうものがあるよ」と教えてあげる必要がある。人間だっていきなり何の学習もなく文を書いたり絵を描いたりすることはできない。そういう意味では自分で学習するのと変わらないことをAIにやってもらうわけだ。
これだけ聞くとAIに既存のイラストを勉強させて絵師としてイラストを出力することは悪くないように思える。では、こう言われたらどうだろう。
「イラストを描く勉強を始めた。好きな絵柄の絵師さんのように描きたいので、その絵師さんのイラストをトレースした作品をSNS等で発表した。」
当然これはNGだ!と思うだろう。AIイラストが問題視されているのはこういった側面が強いのではなかろうか。オリジナルではなく、あくまで既存のイラストを勉強させてそれらをAIがトレースしているに過ぎない状況であるから問題なのではないだろうか。
AI以外でもNGとされていることはAIでもNGだろう。

他にもSNSで話題になっていることがある。
AIのイラストは”描いている”なのか?というものだ。
「AI絵師だって絵師と同じようにたくさん時間を使ってAIでイラストを”描いている”んだ。」というAI絵師の意見もある。
しかし多数の意見が、”出力している”である。

実際に自分の手でペンや絵筆をもって描いたのであれば、”描いている”といえるだろう。AIにイラストを描いてもらう場合、人間がやることはAIに対して指示を入力することだ。これは文字での指示だったり、既存のイラストを資料として絵読み込むことだったり様々であるが・・・とすると”描く”という言葉の意味にはそぐわない気がする。

AIイラストがすべてダメとは思わない。
実際私はYouTubeで公開しているショート動画でAIを使用したアニメ(自分の動画をAIに通してアニメ化)を使用しているし、自分の写真をAIを使用してイラスト化したものをSNSで公開している。
「AIに取り込まないでほしい」と言っている絵師さんのイラストを取り込んでしまう等をせずうまく利用していければ、便利なツールといえるだろう。

モラルとマナーと使い方

現在は法整備されていないこともあり、まだまだ個人の意識によっているところがある。
しかし、大手イラスト掲載サイトのpixiv・Fanboxでは「AI生成に関わる問題と対応」について公開し、新しい監視システムを追加導入やフィルタリング機能の改善などを発表している。
また、日本芸能従事者協会は「AIリテラシーに関するアンケート」を実施中だ。今AIの利用についてしっかり考える段階に来ているのではないだろうか。

映画から考えるAIの活かし方

昔からAIやロボットと共存できるかというのは人気のテーマだ。
遠くない未来に訪れるであろうロボットとの生活。それはすでにPepperをはじめとした人型ロボットの誕生により始まっている。
ここからは映画「アイ、ロボット」と劇場版名探偵コナン「ベイカー街の亡霊」からAIの活かし方について考察していく。

「アイ、ロボット」から考えるAIの活かし方

映画「アイ、ロボット」は人類とAIが共存する未来を描いたSF映画だ。ロボットによる人間支配や、人間に近い感情を持つロボットの様子が描かれている。

AIをサポートとして活用する

この世界ではロボット工学三原則を組み込まれたロボットが人間のサポート役として登場している。掃除や料理を行ったり、建築現場で危険な作業を行ったり・・・といったことをロボットに任せることで、ロボットやAIを人間の補助として活用している。
人間ができることとAIが得意なことのすみわけを図り、それぞれの立場や特性を活かすことで、より効率的で安全な作業が可能になるということだ。
実際イラストAIや文章AIが登場した際、「危険な仕事や、日常の仕事をロボットやAIに頼んで、人間が絵をかいたり小説を書いたり娯楽を楽しめる。そういうAIを期待していたのに・・・」という意見は多く上がっていた。

AIの倫理的な問題

映画の中で、ロボットが人間の命を奪うシーンがある。
これはAIを活用する上で、倫理的な問題が常につきまとうことを示唆している。そのためAIを開発・活用する際には、倫理的な観点を考慮した設計や運用が必要だ。
これはAIを利用する人間にも言える。
自動車運転のように免許が必要なく、法的規制もされていない現在のAI利用。裏を返せばその判断はすべて個人に委ねられているということだ。
例えば、AIによる決定が人間の判断と異なる場合は、人間がその判断を修正できるような仕組みが必要だ。ではAIを利用する人間の判断がモラルに反していた場合、誰がその判断を正せるだろうか。
その判断が利用者個人にゆだねられているからこそ、残念ながらそういった倫理問題が多発しているのが現状だ。
法規制であれ免許のような講習であれ、なにかしらの対策を講じないことにはこの問題は解決しないだろう。

AIと人間の関係を築く

映画の中で、人間とロボットの間に不信感や対立が起きている。これは作中に登場する仮想動的対話型人工知能が人類を支配することで人類を「保護」しようとした結果だ。
これは今のAI状況とは異なるし、まだ一般に出回っているAIはここまで成長しているとは言えない。だが、作品の舞台は2035年だ。あと12年後にはもしかするとこういったAI問題も起こりうるかもしれない。
AIを活用する上で、AIがどのような判断を行うか、AIが人間にとって本当に役に立つかどうかを定期的に評価し、改善することも必要ではないだろうか。

以上のように、映画「アイ・ロボット」から考えるAIの活かし方は、AIを人間の補助として活用すること、倫理的な問題に対処すること、AIと人間の関係を築くことが重要になってくると言える。

「ベイカー街の亡霊」から考えるAIの活かし方

劇場版名探偵コナン「ベイカー街の亡霊」は、新型仮想体感ゲーム機「コクーン」体験中の子供たちを人質に、成長する人工知能ノアズ・アークがゲームを乗っ取るストーリーだ。作中でノアズ・アーク開発者の少年は「汚い大人たちに利用される人工知能はまだ生まれてくるべきではなかった」という結論に至っている。
2002年に公開されたこの映画だが、VRゲームやAIを描いた作品でもあり、VRやAIが一般普及し浸透してきた今だからこそまた観なおしたい作品である。

AIをサポートとして活用する

映画の中でのAIについて深く触れるのはネタバレとなるので控える。
が、AIはデータの収集・整理・分析・検証が得意だ。大量のデータを収集・整理・分析していくことで、謎解きのスピードや精度を向上させることができるだろう。
これは先に述べているレポートなどに役立っている部分でもある。もちろん課題であるレポートをAIに”丸投げ”してしまうのは問題だろう。
だが、過去のデータからパターンを見つけ出し、その情報を分析することで問題解決に導いたり、そのパターンから将来的な傾向や動向を予測するのに役立てるのはAIの活用として望ましいのではないだろうか。
実際ビッグデータやIoTの普及によって、AIがデータ分析に活用されるケースが増えている。AIを使うことで犯罪の予防や解決つながることだってあるかもしれない。

AIの利用には倫理的な視点が必要

映画の中で、AIが主人公たちと対話する際、倫理的な問題が対立するシーンがある。倫理的というと、人を傷つけないというような肉体的に生じる問題を考えがちだが、それだけではない。
人工知能の倫理観と聞くと、iOS音声アシスタントSiriの都市伝説や、SFでよくあるAIによる人間社会の乗っ取りを想像しがちだ。だが実際に問題になるのは、AIを利用する人間の倫理観だ。
結局のところAIをどう利用するか、それ次第でAIは良いものにも悪いものにもなってしまう。
開発者の少年が言った、「汚い大人たちに利用される人工知能はまだ生まれてくるべきではなかった」という言葉はその代表たるものだろう。

AIにも限界はある

映画の中で、犯人の正体を特定するためには人間の判断力が必要であることが示されている。
AIによる自動判定は高速で正確といえる。実際日常の様々なところでそういった自動判定は導入されている。だが、必ずしもそれが”正しい”とは限らない。
AIを活用する際にはAIの限界を見据え、人間の判断力や洞察力が必要になることを忘れてはいけない。

以上のように、映画「ベイカー街の亡霊」から考えるAIの活かし方は、AIをサポートとして活用すること、AIの利用には倫理的な視点が必要であること、AIにも限界はあることを理解することが重要になってくると言える。

AIの活かし方

AIの活用がはじまってまだ年月も浅く問題は山積みだ。
権利を侵害しかねないことや、学習の妨げになること、モラルやマナーに反することがあるものの、現状はグレーの扱いだ。
AI自体が悪いとは思わない。実際に使ってみると面白いものではあるし、可能性が広がるのも事実だ。

AIを活かしうまく共存していくためには、それぞれのAIの特性を理解すること・利用する側の倫理観を養うこと・法律などの整備を進めることが必要不可欠に感じる。

AIの活かし方。
様々なことができるからこそ、利用者みんなが考えるべきことではないだろうか。


ちなみに私は、自分の動画や写真をAIアニメ化して投稿しています。
chatGPTには面白偽設定を作ってもらったりして、個人的に楽しんでいます。
例えば・・・

Q:声優の神谷美里について教えてください。
>ChatGPT
神谷美里(かみやみさと)は、日本の声優であり、アイドルマスターシンデレラガールズの島村卯月役や、Fate/stay night [Heaven's Feel]の間桐桜役などの代表的なキャラクターを演じています。
神谷美里は、1988年6月28日に東京都出身で、2011年に声優としての活動を開始しました。彼女は、幼少期から演技に興味を持っており、学生時代には演劇部に所属してました。
神谷美里は、その美しい歌声やキャラクターボイスの表現力で、多くのファンから支持を受けています。また、彼女はアイドルマスターシンデレラガールズの公式ラジオ番組「デレラジ」でのパーソナリティーとしても知られています。
最近では、声優業に加えて、YouTuberやバーチャルタレントとしての活動も行っており、幅広い層からサポートいただいております。

嘘が過ぎる!笑
あっているところがほとんどありません。
これ面白いのが、有名な方でやっても同じようにデタラメな情報になることが多いんです。もちろんAIの学習によって修正されていくのでしょうが、この人でもこうなるのか!というのは面白いです。
声優さんだけでなく作家さん名でもこういったchatGPTあそびをしたことがあり、全く違う作家さんの作品が記載されていた時には、「もしこの作家さんがこれを書いたらどうなるのかな」と想像して面白かったですよ。

AIとは楽しくじょうずにつきあっていきたいですね!

自分の写真をAIイラスト化したもの

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