うんこのカレーはおいしい。
こんばんは。
ここ3日外に出ていません。
たくさんの食料を親やお知り合いの方に送って頂いたので、
買い物に出ずに家にいられています。
本当にたくさんの方々に感謝の毎日です。
さて、タイトルの説明をさせて頂きたいと思います。
これは私が小学生の時の、国語の授業で出た問題です。
うんこのカレーはおいしい。
この文章に句読点をつけて、ただし文章にしてください。
と。
この問題が出た瞬間、教室は爆笑の渦に包まれました。
そりゃそうです。
小学生にとって、うんこはパワーワードです。
「はい、みんな。この文章のどこかに句読点をつけて正しい文章にしてください。わかった人は手をあげて、黒板に句読点を打ってください。」
先生が笑っている私たちに言いました。
笑い終わった私は、簡単じゃん。と心の中で思いましたが、
手はあげませんでした。
三人がすぐに手をあげました。
たくやくん、りょうたくん、ひろたかくんの三人です。
たくやくんが笑いながら、黒板に句読点をつけました。
うんこ、のカレーはおいしい。
みんなまた爆笑です。
「残念、違います。ありがとう。」
先生が答えてくれたたくやくんにお礼を言うと、たくやくんは席に戻りました。
次にりょうたくんが当てられました。
りょうたくんが句読点をつけました。
うんこの、カレーはおいしい。
りょうたくんは真面目です。笑わずにここに句読点をつけました。
「あー、残念。りょうたくんありがとう。」
先生にそう言われると、りょうたくんは首を傾げながら席に戻りました。
最後にひろたかくんが当てられました。
ひろたかくんが句読点をつけました。
うんこのカレー、はおいしい。
クラスのみんなが、おー。と声をあげました。
ひろたかくんはこのクラスで一番頭が良く、塾にも通っていました。
なので、ひろたかくんが間違えるわけがないとみんな思っていたのです。
ドヤ顔で待つひろたかくん。
「違います。ひろたかくんも分からんかったね。ありがとう。」
肩を落として席に戻るひろたかくん。
「じゃあ、もう分かる人はいませんか?」
誰も手をあげません。
うそやろ、、、正気か?本当にみんな分かってないのか?
それか私の答えは違うのか?いや、そんなはずは。
私が答えようとしてる答えはみんな最初に捨てたやつなのか?
そうこう考えていると、先生が、
「じゃあ、締め切ります。」
と言ったので、私は急いで手をあげました。
「岩倉さん、じゃあお願いします。」
黒板に向かう私へのみんなの視線は、
ひろたかくんが分からなかったのに、岩倉さんが分かる訳ないじゃん。
俺が解けなかった難問にお前が挑むだと?無謀だ。と言うひろたかくんの目。
私は黒板に句読点を打ちました。
うん、このカレーはおいしい。
教室が爆笑の渦に包まれました。
うんこじゃないじゃん!うんこが関係なくなってるじゃん!
みんなそう思って笑っているのです。
すると先生が、
「はい、岩倉さんの答えが正解です。」
と言いました。
えーーー!!!
爆笑の渦が拍手の渦に変わりました。
その瞬間、自分を信じてよかった。と思いました。
というか、全員アホすぎるやろ!!!と思いました。言わんかったけど。
授業が終わり、ひろたかくんが私のところにやってきました。
「岩倉さん、塾行ってんの?」
アホすぎるやろ、、、
小学生はうんこの前では無力なのだと実感した出来事です。
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