見出し画像

【不動の動者】

アリストテレス『形而上学』12節第七章です。ここにはアリストテレスが考えた究極の起源について述べられています。それが不動の動者です、では彼が考えた不動の動者とは一体なんなのでしょうか?

ἐπεὶ δὲ ἔστι τι κινοῦν αὐτὸ ἀκίνητον ὄν, ἐνεργείᾳ ὄν, τοῦτο οὐκ ἐνδέχεται ἄλλως ἔχειν οὐδαμῶς. [1072b5]

しかし自らは不動の動かすある存在がおり、それは活動現実態(エネルゲイア)における存在なのだから、この動かす者が別様にあることは決して可能ではない。
アリストテテレス『形而上学』

ここから先は

1,193字
原文がある。無料版よりも原文増量、文法説明増量、解説増量というとにかく増量したバージョン。

哲学の名言、文章を原文から読んでみよう。基本的に無料版で取り上げた言葉をさらに詳しく解説します。さらに語の意味と文法に関しては全て説明。辞…

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

投げ銭の方はこちらからどうぞ。必要な本を買うのに使わさせていただきます。