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【声のブログ】絶望している人に声をかけるとしたら


*URLは音声配信です。
*文章は、声のブログの文字起こしです。
 
音声or文字、もしくは両方、お好きな方でお楽しみください。


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みなさまこんにちは。
やどかりみさおです。

日曜の夜、いかがお過ごしですか?  

暖かい日が続いて、我が家の庭の桜が満開になりました。
淡い淡い桃色の花がふわふわと咲いて、綺麗です。
心が明るくなります。  

さて、今日は、質問箱にいただいたご質問にお答えしようと思います。読み上げようと思います。こちらです。

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ご質問ありがとうございます。

ご質問では、同級生と表現されていたので、すごく仲がいい友人だったり、親友というわけではなく、ある程度距離のある関係性なのかなと想像しました。  

その同級生が絶望に近い状態なのですね。  

そんな姿を見て、自分に何かできることはないか。一言でもかけたい。と思っている。でも、それはお節介なのか、傲慢なのかと思って、躊躇しているのですね。



今の状況は、電車の中で席を譲ろうか、でも断られたらどうしよう、お節介と思われたらどうしようと声をかける勇気が出ない状態に似ているかもしれません。

私は、ぜひその同級生に声をかけてあげて欲しいと思っています。  

人間を一番絶望に近づけるのは、「孤独」です。  

たとえお節介と思われても、傲慢でも、あなたが同級生を気にかけていることを伝えることには価値があります。  

勇気を出して、相手にどう思われるかは気にせず、一言声をかけてみてください。  

絶望に気づいてくれた質問者さんに、同級生に変わって、お礼を言いたです。  

1人にしないでくれてありがとう。

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では、なんと声をかけたらいいでしょうか。  

絶望している人に声をかけるとき、私がしないようにしていることが3つあります。  

「詮索」
「アドバイス」
「励まし」

です。  

何があったかは聞きません。
ただ、気にかけていることは伝えます。  

そして、相手が話したくなった時には、じっくり話を聞きます。  

その時に、アドバイスはしません。  

ただただ、ひたすら相手の話を聞きます。
話終わるまで、口を挟みません。
本当に、ただただ、話を聞くようにしています。  

そして、相手が話し終わった後、励ましません。
「頑張って。」とか、「こうしたらよくなると思う。」などと言わずに、「頑張ったね。」「辛かったね。」とねぎらいたいです。  

こちらが何かを言おうとするのではなく、相手が話したくなるまで待って、相手が話したいときに、ただただ、ひたすら、話を聞いてあげて欲しいな、と思います。  

乗り越えるのは、その人自身。
その力が出るまで、見守ることしかできないけれど、見守るってくれる存在は尊いものであると、私は思います。  

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いかがだったでしょうか。  

言葉は偉大ですが、絶望している人には、私は、自分の言葉は封印します。  

相手の言葉にひたすら耳を傾けたいです。  

質問者さんが住んでいる町にも桜が咲き始めた頃でしょうか。  

桜を見ながら散歩にでも誘って見るのもいいかもしれませんね。  

同級生に、あなたを気にかけて心を寄せてくれている人がいるということが伝わるといいな。
質問者さんが特別な言葉をかけなくても、あなたがそばにいてくれる、その存在だけで、救われる人がいるはずです。  

それでは今日はこの辺で。
今日もやどかり保健室に来てくれてありがとう。
話せて嬉しかったよ。行ってらっしゃい。  


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