【声のブログ】他人と比べて焦ってしまう時は
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*文章は、声のブログの文字起こしです。
音声or文字、もしくは両方、お好きな方でお楽しみください。
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みなさまこんにちは。
やどかりみさおです。
日曜の夜、いかがお過ごしですか?
今日は寒かったですね。
関東でも季節外れの雪になりました。
桜の花びらと雪が舞い落ちていて、不思議な気分になりました。
さて、今日は、質問箱にいただいたご質問にお答えしようと思います。
こちらです。
ご質問ありがとうございます。
自分の周囲の人に、何人も恋人ができているが、自分はできていない。
そんな状況の時、あなたは焦りますか?という質問でした。
質問者さんも、少し焦る気持ちがあるのかなと察しました。
焦る気持ち、とても理解できます。
恋人が欲しかった人は、羨ましさや取り残された気持ちになり、焦る気持ちになりますよね。
特に恋人が欲しいと思っていなかった人でも、あまりにも周囲の状況や環境が変わっていくと、「あれ?自分は大丈夫かな?」と少し焦って自分を振り返ったりしますよね。
今日は、この「焦る」という気持ちに、注目して、
お話して行きたいと思います。
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まずは、自分は恋人が欲しいのか、そうじゃないのか、本当の気持ちを聞いて見てください。
恋人が欲しくて、周りにできていって、焦っている人は、「恋人」の存在が、あなたにとって、とても重要だということを、まず自分でわかってあげてください。
人それぞれ、重要なことは違います。
人がなんと言おうと、あなたにとっては、恋人の存在は大切で、自分にとっての心のエネルギーなんだと、あなた自身がわかってあげることが大切です。
その上で、他人にとっては、恋人の存在は、あなたにとってのそれとは違うもの、ということもわかってください。
そうすると、友人が恋人の愚痴を言ったりしても腹が立たずに聞くことができます。
私の例を少し話させてください。
私には、子どもが欲しくて欲しくて、でもなかなか授からない時期がありました。
それだけでとても焦っていたのですが、周りの人がどんどん授かっていく様子を見て、自分は何かいけないんじゃないかと自分を責めて余計に焦っていました。
友人の何気ない言葉、
例えば、「別に欲しくなかったけどすぐできたんだー。」という言葉や、
「子ども好きじゃないんだけど、一応ね。」という言葉に、
勝手に傷ついていました。
今思えば、私と友人は、別の人間で、別の価値観。
子どもを持つことに対する想いも、体質も、タイミングも、幸せの価値観も、何もかも違っていて、当たり前なのです。
あの時の私がすべきだったこと。
それは、焦ることでも、自分を責めることでも、友人の言葉に傷つくことでもなく、
「私は自分の家族を作ることをとても大切にしたいと思っていて、
パートナーと子育てをすることに重要性や価値を感じているんだ。」
と、純粋で根底の部分の自分の気持ちを汲み取ってあげることでした。
その気持ちを自分自身がわかっていれば、そのためだったら、辛い不妊治療も頑張れるし、もしくは里親という選択肢もあったかもしれません。
自分にとって、大切だからこそ、焦る。
でも、周りにいたずらに焦るより、自分にとっての大切に優しくすること。
それが、重要だったのではないかなと思います。
恋人が欲しい方は、ぜひ、好きな人と両思いになって、関係を築いていけるといいですね。
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しかし、恋人が欲しいわけでもないのに、周りにできると焦ってしまう方。
適齢期だから結婚しなきゃと焦ったり、
適齢期だから妊娠しなきゃいけないのかと焦ってしまう人にも、
言えることかもしれません。
今一度、自分にとって大切にしたいものを考えてください。
もしかしたら、
あなたにとって大切なのは「友達」だったり、
「だれかと楽しい時を共有する時間」なのかもしれません。
だとすると、恋人や結婚、妊娠に焦る必要はなくなります。
もしかしたら、本当は「1人で部屋にこもっている時間」を大切にしたいと思っているかもしれません。
自分が欲しているものがわかれば、いたずらに焦ったりはしなくなると思います。
私も以前は、人と比べて焦っていました。
今も、焦る時もあります。
焦った時は、自分にとっての大切なものが揺らいだからなのか、ただ人と比べているからなのかを見極めるようにしています。
質問者さんも、少しだけ、自分の気持ちを少し振り返って見てくださいね。
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いかがだったでしょうか。
今日は、ご質問から、「焦る」という感情を、感じたときについてお話しさせていただきました。
さて、今日が3月最後、2019年度最後の放送になりました。
年明けから続けてきた、毎週日曜の夜の声のブログ。
この区切りで、一旦、声のブログは、お休みさせていただこうかと考えています。
これまでも休むことで見えてくることがあったので、
今回も少し時間をおいて、
自分がどういうことを発信していきたいのか、
皆さんが必要としてくれている発信はなんなのか、
少し立ち止まって考えようと思います。
まだまだお答えしたいご質問も、たくさんたくさんいただいていますので、「やどかり保健室」はこれからも、声のブログもしくは文字のブログでは続けていこうと思っています。
どんな内容を、
どんな方法で、
そんな頻度でお届けしていくか、
整うまで、私に少し考えるお時間をいただければと思います。
それでは今日はこの辺で。
今日もやどかり保健室に来てくれてありがとう。
話せて嬉しかったよ。
行ってらっしゃい。
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