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那覇で夕飯3食目

3度目の夕食は那覇空港でステーキを食べようと決めていた。

前回の夕食ツアーで買った「それでも世界は回っている2」は帰宅後我慢できずに読んでしまい、すっかり読み終えていたので、同じ本を何度も読み返すことができない体質を恨みつつ、すっかりはまってしまった吉田篤弘さんの本をAmazonで注文し、この旅の友とすることに決めていた。

今回持参したのは「流星シネマ」当然何の予備知識もなく購入したのだが、あたりなのかそうでないのか…

今日のフライトは16時前なので午後一の仕事をこなしてから、スクーターに飛び乗り、羽田空港へ向かう、空港に到着し何気なく搭乗予定の便の空席情報を確認してみると、「ファーストクラス」が空いていた。自分の懐具合を気にしつつ悩みながらアップグレード手続きをしてみると、席がなかった…
何だかよくわからないが、アップグレードはできなかったということだ。
(おそらくだが、この理由は後日理解することとなる。)

機内にて、楽しみにしていた「流星シネマ」の扉を開く。
前回読んだ「それでも世界は回っている」に比べると、若干読み進めにくい気がする。疲れているのか、文章の組み立て方が私に合わないのか、同じところを何度か読まないと理解できない。冒頭しばらくそんな感じで四苦八苦しながら読み進めていくと、次第に物語の世界に没入することができた。

次第に、不思議な気分に襲われるようになった。

物語の中で何度も主人公が訪れる店があり、そこには主人公の古くからの友達がいるのだが、店の名を「オキナワステーキ」という。
なんてことだ、私はこれから那覇空港にステーキを食べに行こうとしているのだ。まさにオキナワステーキではないか。何度となく「オキナワステーキ」が登場するたびに、今置かれている自分の状況を確認してしまう。

しかし、こんな不思議なめぐりあわせがあるのだなぁ。
偶然にしては出来すぎじゃないかと思ってしまう。


本を読んでいるとごくたまに、目は文字を追っているのに頭では全く別のことを考えている時間がある。
決して本の内容がつまらないのではなく、本の内容の何かが引鉄となって、意識を別次元に旅立たせる感じ。
この感じ何かに似ているなぁと、記憶を辿っていくと、大好きなアーティストのLiveを観に行っている時によく出会すやつだった。
爆音で鳴り響く音の波に身体を浮かべていると、目の前には大好きなアーティストがいて、カッコよく演奏しているというのに、全く別の場所で自分が演奏している場面を眺めていたりする。
これが一体何を意味しているのかは分からないが、そんな事がよくあるという事を思い出した。

ちなみに、「流星シネマ」のキーワードはおそらく「鯨」だ。
鯨をキーとして長い時間を一人の人物の視点で語られる。
とても素敵な物語だったので、本を読むのが好きな人にはぜひ体験してほしい。文庫も出ているので旅のお供に最適だと思う。(世界一周とかには物足りないと思うけど)

さて、今回のフライト、それほど天気が良くなく曇りがちだった。
そんな中、離陸の時には着陸する飛行機を美しくとらえることができた。

夕日と着陸機が美しい
離陸後まもなく風の塔に降り注ぐ天使の階段をとらえることができたのもよかった。
薄曇りの中の我らが富士山
間もなく着陸態勢に・・・すでに入ってますな


今回は、那覇に到着してから、東京に戻るまでの時間が極端に短く、空港から離れることができないことが分かっていたので、空港内のステーキハウス88に行くことを決めていた。

空港内ということだけ認識はしていたが、具体的にどこにあるかは把握していなかったので、那覇空港に着いてから大体このあたりだろうと辺りを付けたところに向かったのだが、お店を見つけることができなかった。
以前那覇空港に通っていた時(そんなときがあるのが不思議だけど)には、確かなかったと思うんだけど、ANA側のさらに向こう、国際線ターミナルビルの中に、それはあった。少し並んだものの、無事に入店できた。隣のラーメン屋はもうすでに営業を終了していた時間なので、なかなかギリギリだったのかもしれない…ってまだ19時ぐらいなんだが・・・

余談だが、この記事を書いているのは冒頭はずいぶん前に頭をよぎったことを下書きしていて、続きを12日のお昼にかいているのだけれども、今まさに羽田のさくらラウンジ。
時折、今日のフライトの空席チェックをしていると、あ!ファーストクラスが空いた!!って慌てて、ラウンジの受付カウンターに行き、アップグレードを申し出た。これまで何度か、空席を確認できても前日までのキャンセル待ちの方が優先されて、ゲットできなかったチケットを今日初めてゲットできた。
もちろん、さくらラウンジからダイアモンド・プレミアムラウンジに移動してきた。
この話はいずれ。。。

何を頼んだか、すっかり忘れてしまったのだけど、(写真見て商品名分かる人がいれば教えてほしい)、割と待ち時間もなく商品が届き、いざ実食。

こうやって写真を眺めるだけでもよだれが出そう。(出ないけど)

なんやろ、ここ数年、ステーキと言えば、い〇〇りステーキのワイルドステーキばかりだったので、その柔らかさにびっくりした。本気で驚いた。
うますぎる。結構なグラム数を頼んだはずなので、あっという間に、ほんとペロリという表現がぴったりなくらい、一瞬で食べきってしまった。
いいお肉って、柔らかいんですねぇ。。。
「オキナワステーキ」もこんな感じでうまいのだろうか?

ステーキを食べ終えた後は少し空港を散策。ストリートピアノが置いてあったりするものの、基本的に人が少ないので(このご時世の国際線のサガ)、周辺の飾りの影響で小さな子連れが少しいた感じ。

明日の朝ごはんにしようと、ぽー玉によってみるが・・・

前回の倍ぐらい並んでやんの…

無理やん。全然間に合わないわ。

あきらめて、帰路につきましたとさ。。。

ただいま~

22/11/18 JL0922沖縄-羽田◆J 836  1,045 15,310 3,344
22/11/18 JL0921羽田-沖縄◆Y 738  923   16,233 2,952

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