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【タイ在住】スペイン旅行~パエリアを求めて~

日本人がイメージするスペインの代表的な食べ物と言えば、パエリア。
意外と簡単に作れることを知ってから、日本にいる頃もタイに来てからも時折作っていた。

一昨年の年末に作ったパエリア。奥にはAmazonでポチった生ハム塊。

本場に行くからには是非ともパエリアを食べておかなければ…。
と妄想を膨らませながら事前に情報収集すると驚くべき事実が。
「パエリアは日常的に食べるものではなく、特別な日に供される料理です。
また、スペインのパエリアは油を大量に使うので、胃もたれ要注意です。
そしてパエリアは通常2名分からのみオーダー可能で、1名分の量が非常に多いので躊躇なく残しましょう。」
なんと…パエリアはおせち料理的位置づけだったのか。
そして大量の油とは…アラサーを迎えてから揚げ物がキツくなってしまったこの身は大丈夫だろうか。
そしてそして私は勿体ない大魔王なのだが、躊躇なく残すなんてことできるのだろうか。

Paella Bar Boqueria

バルセロナ、ボケリア市場すぐ隣のお店。
パエリアが重たーいという前情報を入手したのにも関わらず、空腹に耐えかねてここに辿り着くまでにビール&ピンチョスで乾杯し、市場の生ハム切り落としをつまんでしまった。
若干不安に思いつつも1番観光客が頼みそうな海鮮パエリアを注文し待つこと30分程。大きなお皿で登場。
文句なしの美味しさで、油と塩分が気になってくる前に2人で完食。
躊躇なく残すような局面を迎えることがなく良かった。

(左下)前菜感覚で頼んだムール貝が思わず大盛であった(右下)生ハムは間違いなく絶品

Arrosseria guadi

サグラダ・ファミリアから歩いて5分程、堂々とガウディを冠したこちらのお店でお昼を頂くことに。気軽にガウディとか店名につけっちゃって(笑)と思ったのだが、ここはガウディ通りなので、通りの名前を持ってきたという定石的なネーミングであった。
本当は2日連続でパエリアを食べるつもりはなかったのだが、目当てのメインが売り切れていたため、店員さんの激推しに流されるまま、気になっていたイカ墨バージョンを頼んでみることに。
すると何とこれが超絶絶品であった。昨日の海鮮パエリアは想像の範囲の美味しさだったが、こちらは全く新しい。魚介の濃いエキスとイカ墨のコク。こってりしているようで、後味は意外とさっぱりしているのは油を大量には入れていないからか。おこげもばっちりで、惜しみながらもさらっと完食。
これからはイカ墨の時代だ。
それにしても、パエリアは多すぎて食べきれないというのは誤情報だったのだろうか。
疫病による不景気を経て、大幅ボリュームダウンされたのだろうか。
それとも我々の胃袋が西洋仕様になってしまったのだろうか。
謎は深まるが、とにかく残すことがなくて良かった。

鉄板の昼テラスビール。タパスのエビとマッシュルーム焼きも最高に美味であった。

サン・ミゲル市場

マドリードで見つけた食と酒の天国。
建物内には様々な飲食店が並び、好きな食べ物や飲み物を頼んで店前や飲食ブースで楽しむことができる。綺麗に並ぶ色とりどりの食べ物に目移りしつつもパエリアが売られていることを目聡く発見。
ここでは大皿から1名分~を購入できるとのことで早速1つ頂き、写真を撮る間もなく完食。その後も魚介系ピンチョスやイワシのフリット、生ガキまで食べて回りスペイン旅行最終日を謳歌した。

サン・ミゲル市場直通のどこでもドア求む。

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