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なによりも大切なもの

「重度の貧血ですね。恐らく鉄欠乏性貧血です。」

あぁ、またか。ヘモグロビンの数値は7.1、鉄(Fe)は11。これまでの採血で史上最低の数値だった。

こんな状態でよく生活できてましたね、と先生が言うんだけれども、なんだか実感がない。もうそれが普通だと思っていたから。相当頑張っててくれたんだなぁ私の体。放っておいてごめんね。

※ ※ ※

ある朝、出社しようと自転車に乗って駅に向かい階段をのぼる。呼吸の荒さがおさまらずに、吐き気と全身に力が入らずうずくまって立ち上がれなくなってしまった。階段の後の息切れは少し呼吸を整えたら復活していたのに、この日は全く戻らなかった。

最近、ドラマ「Dr.コトー」を見直していたので、その影響もあってか病院へ行こう、と決心して診察と点滴をしてもらったのが1週間ほど前。その結果を水曜日にもらいにいった。

恐らく鉄欠乏性貧血だろうけど、別の場所からの出血の可能性もなきにしもあらずなので、次は婦人科検診を受けることになった。

睡眠時間を十分にとってもすっきり起きれない朝、ゆるやかな坂でも息切れ、頻繁に起こる立ちくらみ。疲れが取れない毎日。あれは全部異常なことだったのかと結果を見ながらじわじわと感じ始めている。

貧血が完治したら生活が好転することしか待ってない。体の不調からの解放が待っているのに、何でもっと早く治療しなかったのか!

ゴールまでの道のりは長いらしい。まずは1週間に一度点滴を打ち1ヶ月後に再度血液検査、貧血の程度にもよるけれど3ヶ月間ほどこれを繰り返すとのこと。それでやっと正常値に戻るのだとか。

風邪の時みたいに、点滴を打ってもらったら元気になる!みたいなことはなくて、特に変化なかったのが1回目の所感。3ヶ月で正常値に戻るんだから一回打っただけで変化はないんだろうなきっと。

3ヶ月後に数値が正常になったら今度は自力でそれを維持しないといけない。食生活はコロナがあってだいぶ改善したつもりだったけど、全然だめだな。最近筋トレも少しだけはじめた(!)ので、維持しながら運動の量を増やしていこう。食事も摂取の仕方をもっと知識つけて実践しなきゃだ。

毎週の通院は面倒くさいんだけど、病院の近くに美味しいパン屋さんを見つけたので、毎回寄ることに決めた。もはやあのパン屋さんに行くために早起きして病院に行く意気込みでいる。病院に行くって何だか気持ちが滅入っちゃうからさ。

コロナが落ち着いたら行きたい場所がある。体力が必要であろうインドにだってまだ行けてないのに!今の内にきちんと治そうと誓った。

やっぱり何をするにも健康がいちばん大切。過去にも貧血を指摘されて治療してたけど、数値が戻ったからそこからは何もケアしておらず、不調が続いても何とかなるだろうとそのままにしていた。ごめんね私の体。

大好きなコーヒーも、飲む回数を減らしたよ。意外と我慢できるもんだな。

スマホが持てなくなるぐらいの辛い貧血から、今年こそ抜け出すから、もうちょっと待っててね。

noteを書いたのは別に落ち込んでるからじゃなくて、貧血かも、と感じたら一度診てもらったほうがいいということを伝えたくて。貧血の裏には大きな病気が隠れている可能性もあるから。特に女性は子宮筋腫の可能性だってある。

なによりも大切なのは自分の体。
忘れないように残しておきます。

ありがとうございます!これからも旅先や日常で感じたことを綴っていきたいと思います。旅で世界を、もっと素敵に。