【第9話】私と猛犬ケルベロスの冒険の記録【創作長編小説】
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ミサイル格納庫へ連れて行って「君はアリサといったな…。我々への頼みとは何だ?」
トゥクラ艦長は緊張しながらナタリス副艦長と時折アイコンタクトをとり、いつでもクルーが銃を構えアリスを銃撃できる姿勢を取れるように警戒してネゴシエーションしている。
時刻は深夜の2時。人型の巨大な黒い影にエリーの弓が放たれ、ミキラ帝国とゲイン帝国の空対空ミサイルの追撃により対象はバラバラになった。現在は黒い影は細かく夜の砂漠に散ったが、持ち前の自己再生能力