写真で振り返る、夏の京都の記憶
朝晩と肌寒くなってきて、秋の風の心地よさを感じる頃。もうすっかり世間は秋へ秋へと向かっていて、夏のうだるような暑さが少し遠い記憶となってきた。あんなに夏の暑さが嫌いだったはずなのに、空気が秋めいているまさにいま、少し遠い夏の景色が恋しくなってきているのも事実だ。
あんなに暑さを嫌悪していたというのに、それがなくなったとたん、どこか懐かしい、いい思い出として記憶されるようになっている。まあ、いい思い出なのは事実なのだけど。恋人と別れた後、何年後かにいい思い出として美化された記