Misaki Enomoto

22さいおんなのこ。

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最近の記事

心理士さんとのお別れ

2024年2月26日。別れの日。 その日は、悲しくて、切なくて、尊くて、美しかった。 出会いはちょうど2年前、2022年2月28日。 私が初めて「死にたい」と思った日から1年1か月後。 誰かに話を聞いてほしい、という気持ちさえ自覚していなかった頃。 2年間、約100時間に及ぶ心理面接の始まりでした。 その人と出会う前の私は、いつからか自分の未来を信じることができなくなっていました。 自分に明日があり、世界が明日を迎えるということを受け入れるのはあまりにも苦しく、苦しすぎて

    • 休学理由が曖昧なまま医学部を休学した話

      2022年5月から休学し始め、1年半以上が経った。 私が大学を休学していることを話したときに相手から返ってくる言葉は必ずと言っていいほどこの二つのうちのどちらかだ。 ・どうして休学したの(か聞いてもいい)? ・休学して何してるの? どちらの質問も数え切れないほど投げかけられたのに、未だにきれいな答えはスラスラ出てこない。その時々で答えは変わってきたし、質問してくれた相手との関係性によっても答えを変えている。 休学理由というのは休学を決断する前に定まっているはずのもので、休

      • 言葉

        文章を綴ることで癒やされていく自分がいる。 気持ちを心のうちに留めておくと、色んな感情が絡み合ってどんどん重たくなっていく。 言葉にするとき、その気持ちがあるということを認め、直視することになる。 向き合うのはつらい。 心の中のモヤモヤのまま留めておきたい気もする。 けれど、言語化されずに心のうちに残されたモヤモヤは、モヤモヤどうしで絡み合って重たくなっていく。 向き合うことを避け続ければ、いつか心が押しつぶされてしまう、ような気がする。 言葉は物事を切り分ける。 私の

        • 人が死ぬということ

          人が死ぬということ そこに居た人が、永遠にいなくなるということ そのとき胸に宿る思いは筆舌に尽くしがたい とてつもなく悲しくて、寂しくて、虚しくて、そしてわからない さっきまでそこに居た人が、いない それがどういうことなのか、どう受け止めたらよいのか、わからない 人が死ぬということ 大好きな人でも、大嫌いな人でも、ただの顔見知りでも、見知らぬ人でも その人が永遠にこの世からいなくなるということは、私の世界をひっくり返す それくらい、人が死ぬことの衝撃は大きい それくらい、人

        心理士さんとのお別れ