ポリゴンを融合(dissolve)する(実践編) | QGIS 3.4.8 LTR
この記事では、「ポリゴンを融合(dissolve)する」の実践編について説明します。
準備編はこちらです。
記事の概要です。
まず、準備編で保存したプロジェクトを開きます。
その後、メニューの「ベクタ」→「空間演算ツール」→「ディゾルブ」とたどり、地域区分のカラムを「ディゾルブフィールド」に設定し「実行」します。
すると、市町村単位で分かれていた茨城県のポリゴンが地域単位で融合されます。
一部の境界が残ってしまいましたが、これは今後の課題とします。
なお、この記事で使用しているQGISのバージョンは QGIS 3.4.8 LTR です。
ポリゴンを融合する
準備編で保存したプロジェクトを開きます。
メニューの「ベクタ」→「空間演算ツール」→「ディゾルブ」とたどります。
「入力レイヤ」は、おそらく変更しないで良いと思います。
「ディゾルブフィールド(群)」は地域区分のカラムである「N03_002」を選択し、「実行」をクリックします。
処理が完了したら「閉じる」をクリックします。
私の環境(Intel Core i7 8700)では1秒くらいで完了しました。
融合により地域内の境界は無くなるはずですが、南部の一部境界が残ってしまいました。
少し調べたものの解決策が見つからなかったので、今後の課題とします。
あとは、地域毎に色とラベルを設定しましょう。
レイヤーパネルの「融合」をダブルクリックし「シンボロジー」の画面を開きます。
「分類された」を選択し「カラム」は「N03_002」を選択します。
そして、「分類」をクリックし「OK」をクリックします。
すると地域毎にポリゴンが色分けされます。
次は、ラベルです。
レイヤーパネルの「融合」をダブルクリックし「ラベル」の画面を開きます。
「単一のラベル」を選択し「ラベル」は「N03_002」を選択します。
「OK」をクリックすると、地域名が表示されます。
これで完成です。
おわりに
お疲れさまでした。
残ってしまった一部の境界はぜひ消して、いつかきれいに仕上げたいと思います。
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