ポリゴンを融合(dissolve)する(準備編) | QGIS 3.4.8 LTR
この記事では、ポリゴンを融合(dissolve)する(準備編)について説明します。
記事の概要です。
「ポリゴンを融合(dissolve)する」は準備編と実践編に分かれます。
この記事は準備編です。
まず、茨城県の地域区分(県北・県央・鹿行・県南・県西)について説明します。
その後、市町村に分かれた茨城県のシェープファイルに地域区分の属性を付与します。
ちなみに、「鹿行」は「ろっこう」と読みます。霞ヶ浦の東の地域ですね。
なお、この記事で使用しているQGISのバージョンは QGIS 3.4.8 LTR です。
茨城県の地域区分
茨城県は、県北・県央・鹿行・県南・県西の5つの地域に区分されます。
各地域に属する市町村は以下になります。
地域区分の属性情報を付与する
レイヤーパネルに茨城県のシェープファイルをドラッグ&ドロップします。
茨城県のシェープファイルが無い方は、こちらを参考にダウンロードして下さい。
レイヤーパネルのシェープファイル名の上で右クリック→「属性テーブルを開く」をクリックします。
メニューの左端にあるアイコンをクリックし、「N03_002」を選択後、εをクリックします。
左の入力欄に以下の式をコピー&ペーストし、「OK」をクリックします。
ここで大事なのは、「N03_004」などのカラム名はダブルクォーテーション(”)で囲み、市町村名はシングルクォーテーション(’)で囲まれている点です。
CASE WHEN "N03_004" IN ('日立市', '高萩市', '北茨城市', '常陸太田市', '常陸大宮市', '大子町') THEN '県北'
WHEN "N03_004" IN ('水戸市', '笠間市', '小美玉市', '茨城町', '大洗町', '城里町', 'ひたちなか市', '那珂市', '東海村') THEN '県央'
WHEN "N03_004" IN ('鹿嶋市', '神栖市', '潮来市', '行方市', '鉾田市') THEN '鹿行'
WHEN "N03_004" IN ('土浦市', '石岡市', '龍ケ崎市', '取手市', '牛久市', 'かすみがうら市', '阿見町', 'つくば市', '守谷市', 'つくばみらい市', '稲敷市', '美浦村', '河内町', '利根町') THEN '県南'
WHEN "N03_004" IN ('古河市', '常総市', '坂東市', '五霞町', '境町', '結城市', '下妻市', '筑西市', '桜川市', '八千代町') THEN '県西'
END
「全部更新」をクリックします。
すると、以下のように「N03_002」の列に地域名が入力されます。
正しく入力されたか確認するため「N03_002」と表示されている箇所をクリックします。
以下のように「県央」が並んでいれば問題ありません。
もう一度、「N03_002」と表示されている箇所をクリックします。
以下のように「鹿行」が並んでいれば問題ありません。
編集を終えるため、メニューの左端にあるアイコンをクリックします。
「保存」をクリックします。
右上の「×」をクリックして、閉じます。
準備編は以上です。
実践編で使うため、保存しておいて下さい。
おわりに
お疲れさまでした。
次回は実践編です!
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