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佐藤優さんの「悪の処世術」を読んだ_20210601

今の日本って、独裁者が生まれる温床なんじゃないか、と思いました。

(Amazonでタイトル検索して、類似タイトルの本が多数あり、びっくり)

タイトルは人を釣るために付けたように感じますが、中身は「独裁者ができる仕組み」だとおもいました。

悪循環モデル、というか。図示できたら面白そう。


私が理解した、独裁者が権力を持つまでの過程

  優秀な人材が政治でなくビジネスに流れて、政治家に力がなくなる

→ 国を憂い、愚直に改善する人が現れる(独裁者候補)

→ 独裁者候補に仲間ができて、改善活動が広がる

→ 改善活動をみた国民が独裁者に期待して、権力が集まる

→ 独裁者候補は「政治は自分の天命だ」と感じる

→ 独裁者候補は意見を聞かなくなり、仲間は意見を言わなくなる

→ 仲間が独裁者の歓心を得るために、改善活動を強力に進める

→ 改善活動が、誰の意思がなくても、実行される仕組みが作られる

→ 破綻するまで、改善活動が推し進められる


誰か、賢いリーダーが日本の状況を改善してくれないか、とついつい、考えてしまうのだけれども、どうしたものか。


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