深夜のお散歩。

最近ずっと
伏せってた私を心配して、
　
深夜に父が
お散歩に連れ出してくれました。
　　
電動車椅子で、
近所のコンビニまで。
　　

ファミレスは閉まっているから
　
一生懸命、考えた挙句の
コンビニだったのでしょう。。
　　
　　　　　
友達が亡くなってから
泣いてばかりだった
私を励まそうと
　
寒い中、
　　　　
不自由な方の手が冷えて
かじかみながらも
　
「久しぶりの夜遊びだ！」って

わざとおどけて、喜んでくれました。
　　
　
おでんを買って帰って
一緒に食べました。
　
なんにもないけど、
あったかくって優しくって
　
しあわせの涙が
止まりませんでした。
　　
　
小さいころ、手を繋いで
私を散歩に連れて行ってくれた父。
　
今は私が、
父を連れて行ってあげます。
　　
　
父が、
今も昔も同じだねって
笑ってくれると
　
何にも出来ない
自分でも許されてる気がして
　
こんな私でも
ちょっとは
役に立ててるのかなって
少しだけうれしくなります。
　
　　
父に我慢させてばかりで
　
満足に介護もできない
普通に生活すら出来ない
　
今の自分の状況だけど、
　　
ほんの少しでも
大切な人たちのために
何か出来るように努力はしたい。
　

父も私も
やっと少しずつ
元気になってこれたんだから。
　　
　　
理解して支えてくれる
大好きな人たちに感謝しつつ、　　
一日一日を大切に。
　　
明日は元気になれたら良いな。