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予約したい!これが欲しい!となる〝色のネーミング〟

こんばんは。

今日は、ネイリストさんやヘアスタイリストさん。アイリストさんはもちろん。
ものづくりのクリエイターさんなど、開業中のオーナーさんへお届けしたい内容を綴ります。
開業中のオーナーさんへ伝えたいこと → まとめ記事 🖊


突然ですが、こんなシュチュエーションがあったとします。
よければ、お付き合いくださいませ。

とある日あなたはイメチェンをしたくなり、美容室へ出かけました。

そしてAとBの2人の美容師さんに こんな風に髪色を提案をされます。
*2人の美容師さんは「同じ色」を使って髪を染めます。

ABどちらの美容師さんにお願いしたくなるでしょうか。

想像してみてください。

あなた:髪色で少しイメチェンをしたいのですが、おすすめの色ってありますか?

A:“軽めのブラウン” はいかがでしょうか。
B:“ミルクティーベージュ” はいかがでしょうか。


● Aさん、Bさんは同じ色で髪を染めるのですが、どっちの美容師さんにイメチェンをお願いしたくなりましたか?


30代40代の方は、恐らくBさんの “ミルクティーベージュ” の提案に乗りたい!となった方がほとんどではないでしょうか。(50代になると恐らくAさんの方が色名にピンときてくださると思われます。)
そして、“ミルクティーベージュって なんだかおしゃれ♪” と感じた方も多いのではないでしょうか。



色のネーミング次第で無意識に 購入・予約・共感をしている不思議な現象

上のことは、美容師さんに限られた話しでなく
わかりやすく例えると、皆さんがお洋服を購入する時、無意識で「色名」を魅力的に感じてしまい購入していることがあったりします。



同じ色なのに、時代で変わる色のネーミングの例題をいくつか紹介します。下の色名から、あなたはどんな印象を感じますか。

【過去】→色のネーミング変化→【現代】

[ 紫 ] →パープル →ラベンダー →ライラック →モーブ

[ 赤紫 ] →ワインレッド →マルーンカラー →プラムカラー

[ 灰色 ] →グレー →くすみカラー →グレイッシュカラー →ダスティカラー

これらは不思議なことに、横並びで全て同じ色名です。


それぞれの色名を

古い!今っぽい!欲しい!好き!など

色々感じられましたでしょうか。


特にfashion業界に居るデザイナーさんは、この色名を特に意識しないと、洋服の売上にまで大きく響いてしまうこともあります。(筆者は元アパレルなのでリアルに感じていました。)

ネイリストさんだと、SNSでお客様ネイルの投稿をする際、
「A様の〇〇色が、とってもよくお似合いでした♪」と書かれるサロンさんも多いので、色名にも意識をして投稿してみるのもどんどん楽しくなってきます♪


「常に現代の色名で表現よう」ではありません。

このことは、前回お伝えした ターゲット記事 も参考にしてほしいのですが、
お店を構えている立地・年代(層)・店販内容によって、あえて「少し前の色のネーミング」を使った提案をすることが大切になることもあるので、


改めて「あなたが発信したい自分のブランド」を客観視し、
お客さまへ、商品や技術をご提案の際にぜひ活かしてみてはいかがでしょうか。


色の名前を知る。

トレンドカラー(流行色)を知る。

その上で、ターゲットや顧客さまが「魅力的」と感じてもらえる色名でご提案をする。


色の名前を知ることはとても楽しい勉強になりますし、知っていて損をすることはありません♪


活かしてみたよ!という際は、またぜひ教えてくださいね!









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