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彼の両親との初顔合わせ

お父さんと空港で初対面


いよいよこのときがやってきました。
今まで何度かビデオ通話でお話したことはありましたが、
それもほんの数分しか話していませんでした。

『ちゃんと話せるのか?』

『緊張してうまく英語が理解できなかったらどうする?』

など、不安はぐるぐると頭の中を駆けめぐり、
オールボーへ向かう飛行機の中では、いつもより眠れませんでした。
(いつもなら、座席に着くと離陸前からすぐ寝てしまう)


オールボー空港には、お父さんが迎えに来てくれていました。

目が合った瞬間、爽やかな笑顔……!
そして、 "Hello, nice to meet you!" とやさしく握手してくれました。

どうやらお父さん、

「日本の人にはどうやって挨拶するのがいい?
ハグはよくない?」

と、ミカエルに事前に聞いてくれていたようです。
細やかな心遣いがステキ。


空港から両親のお家へ向かう道中では、
コペンハーゲンでのこと、飛行機でのことなど
シート越しにたくさんお話を聞いてくれました。

ここまでは順調な滑り出し。よし。
お父さんの温かい対応のおかげで勢いづいた私は、
お家での対面の会話に向けて、
聞きたいこと、話したいことなどを英語でうまく伝えられるか、
頭の中で再確認していました。


お母さんとお家で初対面


部屋に飾られていた国旗とお花。デンマークではよく国旗が飾られていた。


お家に到着し、お母さんにもご挨拶。
"Hi, nice to meet you! You must be tired after your long flight!"
と、お母さんもやさしく声をかけてくれました。

ミカエルとご両親は会うのがおよそ3年ぶり。
お母さんは涙ぐんで、再会をとても喜んでいました。
そりゃそうよね。 自分の子どもが遥か遠くに住んで、数年会ってないって、
めちゃくちゃ心配だし寂しいことが容易に想像できます。


ご両親への挨拶が終わったところで、お庭に移動し、
お母さんが作ってくれたサーモンのパイを食べながら、
シャンパンで乾杯しました。

シャンパンで乾杯なんて、私の実家ではしたことがありません。
せいぜい緑茶・ほうじ茶で乾杯ぐらいかな。


お父さん・お母さんは、とてもフレンドリーで明るく、
私の質問や話にニコニコと耳を傾けてくれました。

余談ですが、これがデンマークの習慣なのか、
またはミカエルの家族だけの習慣なのかはわかりませんが、
食事中に何度も乾杯するんです。

私は食べるのに夢中で(食い意地が張っているように聞こえますが)
気づかなかったのですが、
ミカエルにトントンと肩を叩かれ、顔を上げると
みんながグラスを掲げて待っているんです!

そして小さい声で


"Cheers!"


と言って、グラスのワインを少し飲み、また食べ始める。
これって、デンマークの習慣なのでしょうか。


ひとまず、ご両親との初対面を済ませ、少し安心した私なのでした。
これにて初顔合わせはおしまいです!

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