米国株はなぜ強い?上昇し続ける理由と調整タイミングについて
現役デイトレーダーゼロさんによる相場観解説第11回の動画を元に米国株と豪ドルについて解説していきたいと思います。
プロデイトレーダーZERO氏の解説動画(第11回)
米国株は直近ではアップル社の第1四半期売り上げ未達の報道があったにもかかわらず下げ幅も限定的でした。
同報道があってからの日経平均は非常に大きく下げたにも関わらず、です。
日経は結局、米国株の好調さにも支えられ次の日には反発をしました。
また元々上昇を続けていた米国株ですが、昨年11月より怒涛のように上げています。
ゼロ氏よるとFRBバランスシート拡大によるものと解説されています。
(ちなみに動画解説で言われているFRBバランスシートのURLはhttps://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htmです。)
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※FRBバランスシートとは
アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)の貸借対照表、つまりは財務状況を表しているものです。
景気が後退する恐れがある時は日本と同じようにFRBが債権・有価証券を買ってお金を市場に流し、お金の周りを良くします。
この時、大量の債権などを購入するのでFRBのバランスシートには様々な資産が書き込まれます。これがバランスシートが膨張するという状況です。
景気が戻ると、また次の不景気に備えて買っていた債券・有価証券を手放してバランスシートの資産を減らし通常状態に戻します。
これを「バランスシートを縮小させる」と言います。
上のFRBバランスシートを確認すると2013年以降よりバランスシートが上昇高止まりしているのが分かります。
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現在は膨張状態(金融緩和の状態)なので、市場関係者も安心して株を買っている状態ですが7月くらいからバランスシートを縮小させる動きになるのではないかと言われています。
株の夏枯れと言われる8月に上昇していた米国株にも調整が入るのではと予想されています。
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