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不思議な話①

何年か前になりますが、私と同い年の胆管癌の女性と出会いました。
彼女はとっても可愛いらしくて素敵な女性。
独身で、お父さんと一緒に住んでました。
化学療法を頑張ってましたが、背中の痛みと足の浮腫が出てきて、痛み止めを調整する日々。
身寄りが少ない彼女が心配になり、私は彼女とメールでやり取りをするようになりました。
仕事が終わると病室に行き、ずっと足をさすってたこともあります。
同じ年だけど妹のような存在。

そのうち私は研修に半年行くことになり、それでもメールのやりとりをしてましたが、その途中で残念なことに天国に旅立たれました。

私は厳しい研修の最中。もう辛くてやめたいなと職場の先輩にメールをして愚痴を聞いてもらってたんですが、その先輩のメールに、亡くなった彼女のメールが紐付けされて表示されたのです!

その内容は『お仕事大変だけど、頑張ってくださいね!』と以前頂いたメール。日付も前のもの。
でもその先輩と彼女は接点が全くなくて、なんで先輩のメールについてきたのか不思議で。

私はでも彼女が存在を示してくれたのかなと思いました。研修が辛いと嘆いてる私に頑張れ‼️と言ってくれたのかなと。
なので、怖さは全くなくて、むしろ嬉しかった。
Y子さん、あの時助けてくれてありがとう。
今もきっとお空の上で見てくれてる気がします。

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