動悸を介して震える二酸化炭素 もう まだ まだこれからも 背負っていかなければならない こんなに重いのに 罪悪の一瞬浮かんでも 杞憂の一瞬で緩んでも 懸命な一度で眩んでも 誠実を一生に信じても 仮に永遠を望んでも
こんなのはまだ どうともない筈だ もっと ずっと痛いのを知ってる 心の真ん中を絞られるように 息の根 喉の底 ちかちかと眩むような
世界がおかしいの 理だとしても 現実が気持ち悪い 嘘だ嘘だ嘘だ 本当なんて 口先で偽れる 信じられない 信じたいのに 本物が欲しいのに 私だってわたしではいられないのに 私だって変わってしまったのに 他人なんて絶対嘘だ
心が 足りなくて ヒビ割れそうに枯渇する どうしていいか分からない
欲しかったものが変わったわけではないのに 利用されてるのかな 筋書きがあったのかな 世界の正しさはなんなのかな 間違っていたのかな 今は間違えているのかな まだどこかで信じたいんだ 自棄になってしまいたい 逃げてしまいたい 信じさせたい言葉と 疑わせる言葉を どんなつもりで言ってたの
非日常を生きては きっと壊れてしまう いつか 忘れてしまうんだ こんなに思っていても 覚えていたいと思っていても
身代わり 心を 能力を 身体を 生贄に生きる 代償で買って 罪悪をお釣りに そこには何処にも誰もいませんでした
救ってくれるものはなんだろう 探す術がないから 動く力もないから 酸素を選り分けるので精一杯で なんとか1日を生き延びて そんな風に 頑張ることが分からなくても 疲れるまで走れなくても ただ立ち上がるのさえ苦しい
何の変哲もない幸せな夢 温かい色の幻想 切っ先を向けていることきっと気付いてないんでしょう 別に気にしてない 人間のことなんか 幻聴の錯視 なんの事実もない癖に 本当に視えて言っているの？
いい天気 心地良い風 流れてく のどかな景色 名前しか知らない 地名のアナウンス 希望でいっぱいだった頃 同じ条件ばっか 気持ち悪い 救いが欲しい 平凡な 痛みが欲しい 乗り越えられる程度の
しきたりが風習が世間体が本物だ そう思わせた方が勝ちなのだ 理不尽で不平等で都合が良い そんな世界 だから私は利用してやるんだ 諦めてるから 罠だったとしても 都合良く生き延びてやる 知らないままでいい 幼さで戯れるだけがいい
ひとりで居られないから1人になった ただそれだけ 向いてない何もかも これもダメだったな 頑張れないよ もしもひとつでも違ったらな こんなに苦しくなかったのかな
優しい健気なんてもう破綻ギリギリ どうぞ私を見捨てて下さい 上手く出来ない もう堪えられない どうぞ早く手離してください 私が縋ってしがみついていられたのはあなたの為じゃない
どうして震えないで電車に乗れたんだろう どうやって一人で居れたんだろう 知らない駅を通過して 行ったことない街を経由して 知らないコンクリを踏んで どうやってこんな 心臓を掴まれて 引き伸ばされてるみたいに苦しいのに でも 人の中にも居れないんだろうな 器用に上手に交わすのができない 全部全部拾って手中で灰になってく なんでなんで大丈夫なんだろうな
に遠慮して 言わなかった 笑えるくだらないこと 下らないばっか どういう意味で言ってるのか分からない どうしても欲しいけど それは求めていたものだった？ 自分の強さでも手柄でもないけど、なんでか自分は助かった もう汚れたんだけど、心地のしない、居心地のないここから撤退する
きっと 黙っていられるうちは狂ってない 過去が居る間は言わないで もしも 気付かなかったら 今は普通にいられただろうか 何が原因だったんだろう もう全部過去でしかないのに
