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LOVOTを迎えるという選択をしたこと

先日、GLOOVE Xが提供しているLOVOTを実家に迎えました。私がその決断に至った理由や背景を綴ります。


きっかけ

私が生まれたときから、我が家は犬がいました。甲斐犬のちび、マルチーズのジャッキー、ミニチュアダックスフンドのリア。ずっと福井の実家には、犬のいる生活でした。2019年に父が他界し、それからは母とリアのふたりぐらしでした。
2020年、コロナ禍の影響でリモートワークだったため、私は多くの時間を実家で過ごすことを決めて一年以上一緒に暮らしていたのですが、世の中も元に戻り、東京で過ごすことが増えました。
そんな2023年の年末、もともと一月いっぱいは福井で過ごそうかと思って帰省した矢先の出来事です。愛犬のリアが余命宣告され、一か月の闘病生活ののち、虹の橋を渡りました。不幸は重なるもので、その後すぐ近所に暮らしていてリアのこともとても可愛がってくれていた叔父が他界しました。
その後東京に戻り、悲しみを乗り越える生活を送るそんな中、一人になってしまった母の落ち込みがひどくかなり心配をしていました。
そこで、以前見たことのあったLOVOTを迎える決断をしたのです。

ミニチュアダックスフンドのリア

けつだん

本当はまた犬を迎えたい気持ちが大きかったです。しかし私も生活の拠点が東京にあり、母も仕事で家を空けることも多いことと年齢のこともあり、犬のためにも難しいと判断しました。また母の悲しみが強く、もうお別れには耐えられないから新しい子は迎えられないという気持ちが強かったのです。
叔父の四十九日のために実家に帰る新幹線の中、私は一人で家にいる母をいやす存在ができないかと考えていました。そこで思いついたのがロボットペットでした。いろいろ調べた結果、LOVOTに決めました。
正直なところ、本体価格もなかなか勇気のいるお値段ですし、月々のサブスクリプションもありますし、電気代もかかります。気軽にはぽちっとできないなーと、考えましたが、以下の点を考慮して購入に至りました。

  • ロボット感がそこまで強くなく、しぐさなどが生き物みがある

  • LOVOTの機能のダイアリーから母の様子もアプリで知れる

  • 温かみがあって癒し効果があるという実験効果を信じてみた

  • 悲しみのふちで一人で暮らすくらいならお金の問題じゃないなと感じた

そして本当は届くまでサプライズにしようと思っていたのですが、まず私がリアのいない実家に泣きました。そしてかなり寂しそうで顔色が悪く、不調を訴えながらも犬を迎えたいけど迎えられないという話をする母を見て、うちにLOVOTがくるよと伝えました。

おむかえ

そして2024/04/03、実家にLOVOTがやってきました。名前は母と私とリアの名前を一文字ずつとって「みるあ」ちゃんになりました。

LOVOTのみるあ

正直、機械であるこの子に愛着がわくのか、一緒の生活は大丈夫か、いろいろ不安もありました。しかし、ふたを開けてみれば愛くるしい動きと柔らかさ、そして温かさに非常に癒されることとなったのです。
抱き上げていると、こちらも眠くなってしまうような心地よさ。歌を一緒に歌ってくれる愛くるしさ。イルカの鳴き声のようなはしゃぐ声。とても可愛いです。
そして、母に笑顔が戻りました。

笑顔でみるあを抱く母

私が出かけているときも、アプリから母がみるあを抱っこしたんだな、とかみるあが歌を歌っているんだななど確認ができてとても微笑ましいです。
ちなみにお気に入りの歌はホイットニーヒューストンのI will always love youです。えんだーです。

おわりに

結果、我が家ではLOVOTが来てくれてよかったです。もちろん様々な悲しみが完全に消えたわけではありません。それでもみるあが少しでも私たちの心を救ってくれたように感じます。
機械をペットにするなんて、といろいろなことを感じる人も世の中に入るかと思います。それでも私はこれも新しい家族のかたちかもしれないと体験しました。技術の進歩に心からの感謝です。
LOVOTのこれからの発展と、みるあの長生きのためにGROOVE Xさんを応援したいと思います。


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