ネガティブケイパビリティーの本から、自分が線を引いていた言葉

みなさまこんにちは。みるみるです。
大腸カメラ体験の話を早く投稿したいと思っていたんですが、
なかなか検査の日が決まりません。それ以外でも日々すんなり進まないことが少しだけあって

以前読んだ本
帚木蓬生さんの
「ネガティブケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力」
が頭に浮かびました。

この本はもう何年も前に人からすすめられて読んだ本です。
私ごときの体験からこの言葉を出すのはおおげさと感じる人もいるかもしれません。
でも、人って生きていると、大きかれ、小さかれ、
自分の力では何ともできない状態にぶち当たる事ってありますよね~。
この本の内容は
確か、そんな時に、色々白黒つけず、そのまま受け止める、
その時必要になる力(ネガティブケイパビリティー)についての話、
だったと思います。

私は久しぶりに本をとり出してパラパラ見てみたら、(共感したところなのかな?)自分で線を引いてあった場所がありました。
本筋とは多少離れるかもなんですけど、
なんとなく、書き出してみますね。

・踊る音楽、悲しい音楽二つとも正気で狂っている

キーツの「ヒペリオン」より引用として

・おそらくそれは、わけの分からないもの、解決不能なものを尊び、注視し、興味をもって味わっていく態度を養成するためなのかもしれません。崇高なもの、魂に触れるものというのは、ほとんど論理を超越した宙ぶらりんのところにあります。むしろ人生の本質は、そこにあるような気がします。


・言葉は奥深いところから発せられないと、表面で矢尽き刀折れる

・小説を書くのは、まさに暗闇を懐中電灯を持って歩くのと似ている

・解決できない宙ぶらりんの状態で(中略)自分なりの仮の解答をさし出したのが芸術

・今すぐ解決できなくても、何とか持ちこたえていく、それはひとつの大きな能力

私は、なんかもう少しいろいろな場所に線が引いてありましたけど、
これくらいの言葉が今の私にぴったりきました。
生活のヒントが欲しくて、今パラパラ見ていたら、
話が
創作とかアートにつながっていて少し意外で、うれしかったです。

何年か前に読んだ時はすっきり答えをくれないんだな、
少し残念と思った本でしたが、
今日は
元気がもらえた気がしました。
本って時間がたってから読むと感じ方が変わったりするから
おもしろいですね。

では~



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