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人生を終える場所についての話

いろいろな場所があります。

こんにちは。みるみるです。
みなさまお元気ですか?
私は最近、お世話になった方の体調不良の話などを聞きました。

悲しかったです。

その方の話から広がって、私は今度はぼんやりと
題名の事を考えていました。

暗いけど大切な話ですよね~。

看護師だった時、
私は患者さんが人生をどう締めくくるか、
そのお手伝いをしたいと思っていました。

私は人生を通して今は、それをやりとげられず、
こうして文を書いたりしてるんですが、(汗)(涙)
書くことで少し何か伝えられないか、
と思いました。

今日はそんなんで文を書き出しました。

もともと「死についての話」ってしちゃいけない、
みたいな雰囲気がある時がありますよね。
私は、ニュースで超高齢化社会の話を聞いたり、
親や身近な人の老いや病気を知る時、
「死」=老い、人生のマイナス、忌み隠すもの
みたいなとらえ方では
これからの人生、乗り切っていけないんじゃないか、
と感じました。

もちろん「死ぬこと」ばかり考えて、生きる力をなくしたり、
気が滅入るようなことがあってはいけません。
そんな時は無理に考えません。
ある程度、元気がある時、気が向いたときに、
ふと考えるくらいがいいと思います。

そしてさらに、人の事から自分のことにつなげて、
ぼんやりとでも
自分はどうやって死んでいくんだろう~
とかイメージすることって大切だよな~と感じます。
「死」を他人事として遠いものと、とらえなくなりますし、
イメージが
その人その人の
「死生観」をつくり、
その人の
「いい死に方」や
「たくましく生きる力」
につながる
ってことってあるんじゃない?と私は、思います。

そんなわけで今日は「死ぬ場所」について、
書かせてもらいますね~。

「人が亡くなる場所」とそれぞれの場所での経験


人が亡くなる場所っていろいろあります。
私が実際に見たり、聞いたり、関わったりした少しの経験をもとに、
人が亡くなった場所について書いてみます。

①病院(一般病棟)

病院の中でも大学病院は特殊な病気の方、若い年齢の方が治療の途中や治療の後で亡くなることがある場所でした。
他、一般病院でも多くの人が亡くなりました。
今の日本で「一番医療を受ける事ができる場所」であるのと同時に
「一番人が死ぬ場所である」のも病院の特徴と思います。

②在宅

家で最後まで過ごすというのは、今の日本ではまだハードルが高いと感じる人が多いのかなと思います。
各種のサービスをうまく利用して、連携して環境を整える必要があります。家族などの介護力が必要なことも多いです。在宅で死にたいと療養していた方が最後の最後で病院に行って亡くなるのもよくある事です。
私はまだ経験したことがありませんでしたが、今後は介護保険のサービスをうまく利用することで独居の方でも在宅で亡くなるケースも増えていくんじゃないかと思うし、そうあって欲しいと思います。

③ホスピス、緩和ケア病棟

癌の疼痛が強く疼痛コントロールが必要な場合の方、静かにゆっくり自分の余後と向き合いたい方がいらっしゃいました。
麻薬による疼痛コントロールの体制が整っていました。
日本ではホスピスは宗教的なしくみがある場所、ない場所があると思います。
私がいたホスピスではボランティアさんが多く活躍していたりもしました。
緩和ケア専門看護師などの認定看護師が多くいたのも印象的でした。

④療養型病院、医療型療養施設、介護療養型医療施設

療養型は病院と在宅の間、老人ホームと病院の間をつなぐような場所です。ここでも多くの方が亡くなります。
胃ろう、経管栄養のチューブが入った方、中心静脈栄養(CV)の点滴が入った方、酸素の投与が必要な方が、在宅や老人ホームで生活するのが難しくなった際にここにきて、
しばらく過ごされた後に、
亡くなる場合があります。

⑤老人ホーム(特別養護老人ホーム)

今までの日本では老人ホームに入ったとしてもその後、状態が悪くなったら病院に行きそこで亡くなるという事が多かったですが、
最近ではお看とりまでする老人ホームも増えていて、ここで亡くなる方も増えています。
私は特別養護老人ホームで働いていましたが、そこにいらっしゃる方は
脳梗塞などの疾患の後の方、認知症の方がすごく多かったです。
いつもは生活の場ですが、病状は安定していても高齢者の方は徐々に、もしくは一気に具合が悪くなることがあり、多くの方が亡くなりました。

(追記)
上記は私が経験した場所を中心に書いてありますが、
このほかに介護老人保健施設(老健)といって、リハビリを行えるタイプの施設があります。
また⑤老人ホームのような介護機能を兼ねる、ある一定の人数の高齢者の方が集まって暮らすタイプの住居型の施設の種類は、さまざまな種類のものが数多くあります。認知症に特化したものもあります。
ご興味ある方はお調べください。

言いたいこと、思ったこと。

私はいろいろな場所で亡くなる方にお会いして
結局どこで人って死ぬのが幸せなんだろうって
思ってきました。
働く場所が変わるたびに、ここがその場所であってほしいと思って働いていました。
そして、結局思ったことは、

人間が幸せに死ねるかどうかを決めるのは「場所」だけじゃない

ってことでした。

どの場所でもすっと穏やかになくなっていく方もいたし、苦しんで死んでいく方もいました。

それに、こんな風に死にたい、幸せに死にたいと思ってもその通りにならないケースもたくさんありました。

こんな結論でがっかりさせてしまったらすいません。

では、
人が、幸せに死ぬための環境として
必要なことって「場所」以外には何なんでしょうね。

みなさんはどう思われますか?

私は、またの機会に、
また別のトピックが思いついたら、
文にしていってみたいと思います。

では、
今日はこのあたりで~。






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