す き ま
足指の先から
染みとおるふるえ
“いきもの” の温かさ
室外機がごうごう
わずかに開いた窓から
指で混ぜたそら色が
ねむ ねじゅ ねむ
今日の朝は忙しかった
きっと夜も忙しいのだろう
“たよりない” からだも
分断されるがまま
部屋の暗いとこと
明るいとこに
ねむ ねじゅ ねむ
頭を切り取られて
ぬるくなったプールに浸ると
“半分だけ“ 生きて
死んでを繰り返す
あ
羽音がしたたり落ちた
目を覚ましてもよい
ねむ ねじゅ ねむ
ねむ ねじゅ ねむ
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