エスペラントを勉強している。日記。
日記です。
語学の息抜きに語学
私は英語や中国語を勉強しています。あくまで娯楽としてですけどね。
その息抜きにエスペラントを勉強しています。
エスペラントを勉強した感想を今日は書いてみようかなと思います。
エスペラントは難易度が低そう
色々なページを見てもわかるように、エスペラントは例外がないようです(実運用までは調べていないのですが)。なので、英語や中国語と比べて覚えることはかなり少ないです。
英語の不規則な変化に苦しめられることはエスペラントではないでしょう。(英語をベースにややこしいところを取り除くだけでかなり覚えやすい人工言語になるのではとも思いましたが。一応ベーシック・イングリッシュというアイデアはありますけど)
なんであんなことになっているのか疑問なのですが、歴史的な事情はあるのでしょうけどね。
また、語順が自由で、伝統的にSVOだそうですが、ニュアンスを変えるために崩してもいいらしいです。この自由さは色々文章表現に活かせそうですね。このあたりは日本語に似ているところだと思います。
エスペラントはルールをしっかり定めることで頑健な言語を作り出しているので、単語と比べて覚えることの少ない文法をしっかりと覚えることができれば、自然言語と比べてかなり少ない勉強量で多彩な表現ができるのでしょうね。
エスペラントの不満
文章が少ない
人工言語の中では多いと思うのですが、こういうマイナーな言語にありがちなこととしては、ネット上にしても出版物にしても読み物がとても少ないということです。
これは学習にはかなりマイナスな要素で、多読という言葉もあるように、インプットの量はとても語学に重要です。
もちろん、アウトプット軽視のようなネットでよく見られる多読の思想には賛同できないのですけど、多読という手段を取るのが難しいというのは大きな不満です。
また、出版物の入手も問題で、日本エスペラント協会は出版物の販売を行っているようなのですけど、Amazonのような大手店舗ではかなり入手が難しいです。
私の知る限りではKindleですらあまり扱っていませんでした。
おそらく、日本で一番手っ取り早くエスペラントの文章に触れることができるのは、エスペラント語版Wikipediaでしょう。それなりに記事数が充実しているので。
こういう不満はありますけれど、私も含めて色んな人が勉強してエスペラント界隈を盛り上げていくべきだということなのでしょうね。
国際補助語という立ち位置の割に欧米に偏りがち
とはいえ、これは仕方ないところもありまして、本当にどこにも偏らないとなれば、ロジバンのように自然言語的でない言語になっていくでしょう。
それか、トキポナのように文法と単語の暗記にかかる学習コストがとても少ない言語になるかです。
ロジバンを運用していくことはなかなか難しいところがあるでしょうし、トキポナほど削ぎ落とされた言語を実用していくのは厳しいものがあると思います。
これに関してはエスペラントがかなりいいバランスなのではないのかなあと思わないことはないです。
エスペラントを勉強していて思った雑感
バハイ教ってエスペラントを推している割にテキスト少なくない?
バハイ教という宗教があります。ここはエスペラントを強く推している宗教でして、おそらくバハイ教の目的とエスペラントの思想がよく噛み合っているからでしょう。
では、バハイ教にはエスペラントの文章がたくさん揃っているはずですよね。
そう思って調べてみたのですが、少なくともざっと調べた限りではエスペラント訳の文章はあまり見当たりませんでした。
公式ページらしきものはありましたが、あまり整備されていない印象で、バハイ教関連文書を集めたおそらく公式のページを見に行っても、文章どころかエスペラントを言語から選ぶことすらできませんでした。
推奨されているバハイ教ですらエスペラントを勉強している人って少ないのでしょうか。英語圏の人はモチベーションわかないでしょうけど(バハイ教では経典が英訳されていて権威もあり、どうも基本的に英語を使用している様子)。
Wikipediaを見ると、バハイ教徒は世界中にいるとされていますが、多分実際には英語圏に集中しているのでしょうね。
バハイ教の文章でも読んでみようかと思ったのですけどね。
エスペラントをネットで解説しているページあんまり詳細じゃない問題
エスペラントも例外がほとんどないというだけで、そんな文法が単純というわけではないので、色々と覚えないといけないこともあるのですが、あんまりエスペラント講座みたいなページで細かく説明しているところはないです。
そもそも、作りが古すぎるといったように、ページがあまり整備されていない所も多いので、エスペラント自体があんまり盛り上がっていないということなのでしょうね。
まとめ
エスペラントは人工言語の中ではマシな方であるけれど、学習資源に難があります。
とはいえ、自然言語っぽさがあるので語学をやるときの楽しさはたくさん感じられて嬉しいですね。
英語と中国語の勉強の合間にこれからも少しずつやっていこうと思います。
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