自責のカードについての解説（コラージュ・リーディング・カード）

2024年5月31日 20:40

カードのイメージ

すべて私が悪かった。

そう思って天を仰ぐ。失ったなにかに謝罪するように。

星々はきらめき、私のことなど知らないかのように瞬いている。

宇宙の中ではチリに等しいような私にかまってくれるものなどいない。

そう考えて自責の念が私の中で渦巻く。

あの時ああしていれば、こうしていればとどうしようもないことが頭をよぎり、ただただ無為な時間が過ぎていくことにも私は情けなさを感じる。

脇を見ると花壇にはきれいな花がある。それは私を嘲るようで腹が立つが、八つ当たりをしても仕方がない。しかし、彼らは私に囁いてくるように思えるのだ。

気のせいだと顔を背けるとあたりから聞こえてくる。

川が、壁が、樹木が、道が、囁いてくる。

空までもが囁いて、星の一つ一つが私に何かを呼びかけているように聞こえる。

今や私の眼は星の一つ一つが見分けられるほど精細に前方を読み取り、脳はすべてが重要だと言わんばかりに何もかもを伝えてくる。

私はそれらすべてが一つの声だと気づいたときには空に大きな表現のしがたい生物が現れていることに気づく。

顔は私が傷つけた人の顔で、それは私を許すと伝えてきた。

私は思わず空に向かって周囲を気にせず大声で謝罪をした。謝罪などもはや意味などないだろうに。

空から手を伸ばすそれは私を包みこんで、それに私も手を空に伸ばして答える。

もう、私の視界には彼しか見えない。

以上がカードのストーリーです。

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カード化については現在のところ予定はありません。ライセンスに従う限りはあなたが自由に行って構いません。

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