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人物をみて何をチェックすればよいか?

ハーバード大学医学部では(×アートの)カリキュラムが一般公開されています(2015年版)。

その中の#6 Close obserbation and documentationには絵画に描かれている人物の”観るポイント”が例示されているので参考になります。

日本語にするならこんな感じでしょうか?

o 年齢:
o 身長:
o 栄養状態 ,体型 / habitus (?)
o 姿勢:
o 呼吸器系パターン
o 視線
o 皮膚の情報:色、黄疸、蒼白、発疹、
o 表情・姿勢(苦痛/痛み/不快感の兆候の有無)
o その他

まずは自由に見てもらいつつ、系統的に自分の見るポイントを増やしていくという意味ではよい工夫な気がしてきました。
参考にしてみようと思います。


どれも断定することは難しいと思うので、手がかり と自分の 解釈(予想)を分けて書いてもらうといいかもしれません。


そして徐々に自分のペースで観察ポイントも増やしていってもらう、と。
個人的には更に項目を追加&整理してこんな感じにしてみるとか。

初級 (主に事実よりの知覚)
・年齢
・性別
・肌の色
・身長(目安)
・体型
・着衣、装備
・備品

中級
・健康状態
・意識状態
・呼吸状態(正常安静・労作・呼吸困難)
・衛生状態
・季節
・時代
・国籍

上級 :これまでの情報をより複合的に活用したプロファイリング
・このあとどんな動作や振る舞いが予想されるか。
・どんな感情を抱いていると予想できるか。
・どのような職業だと予想できるか。
・どれくらいの社会的地位だと予想できるか
・普段、どのような人間関係性が予想できるか

これ以外でも病棟診療モードでいくと
・髪の衛生状態(意外と入浴・シャワー禁のままになってパサパサになっていることが・・・)
・人工物(点滴・尿カテ・ドレーンなど)の有無、場所
なんかも大事やと思っております

絵によっても、各項目の難しさは変わってくると思いますが・・・
結構いけるんじゃないでしょうか。Homeworkも作りやすい気がします。


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