第一子、出産の思い出
娘ちーちーも生後8ヶ月を迎えたので、
出産のことを振り返ろうと思います。
あっという間だった
実際には本陣痛から6時間超えてるのですが、だいぶ忘却されて、今ではあっという間に感じます。
1. 病院に行く
2. 子宮口を確認して、入院決定
3. 子宮口が全開になるまで、痛い時に息を吐く
4. 子宮口が全開になったら、痛い時にいきむ
5. 生まれる
6. 会陰をチクチク縫われる
7. ラッコみたいに初抱っこ
流れは大体こんな感じでした。
自分が頑張る工程が3と4だけなので、「痛い痛いって叫んで、その後踏ん張って、生まれた」といったぐあいです。
1、2の3!です。1、2の3!
子宮口が全開になるまで
この段階は、とにかく痛い!の一言に尽きます。
痛みがある間は、できるだけ長く息を吐く方法で耐えました。ソフロロジーと言うらしいです。「痛いーーーー!」だとあまり長く吐けなかったので「あーーーーーーーーーー!」と叫ぶようにしました。
陣痛がおさまっている間は、次に来る痛みに対しての恐怖しかありませんでした。陣痛が来そうになると「来る!」と毎回言ってた気がします。
それからお腹に力が入らないように、ベッドサイドのフレームを掴み腕にめっちゃくちゃ力を入れていたので、後でひどい筋肉痛になりました。
お尻Pushは夫くんにもやってもらいましたが、力が弱かったり、押す場所がズレていたりでイマイチでした。やっぱり助産師さんは違いますね!
いざ、いきむ!
「開いたから、いきみましょうか」と言われてからは、早く終わらせたい一心で踏ん張りました。『ひるんだらその分長引く…それは絶対に嫌っ!』と心の中で何回も自分に言い聞かせていました。
骨盤がぐわっと圧される感覚で赤ちゃんの頭が出てきたのが分かると、『まだかー!?まだかー!?はやく出ろー!』という思いでいっぱいでした。
いっぱいいっぱいになると、「痛い痛い」「しんどいしんどい」「終われ終われ」てな具合に頭の中で2回ずつ言葉が繰り返されることを知りました。
本当に、本当に早く終わって欲しかった。
頭が出たら、つるりんちょ
頭が出た勢いで、赤ちゃんの体もずるりっと出たのが分かりました。一拍おいて泣き声が聞こえて、それと同時に全てから開放された感覚になりました。『もうこの世に思い残すことはない』と感じたのは人生で初めてでした。実際は思い残すことがいっぱいありますが、あまりのスッキリ感に錯覚してしまいました。
胎盤は呆けている間に出てました。
裂傷縫合
切られた記憶はないので、おそらく裂けたのでしょう。先生にチクチク縫われました。チクチク痛かったのですが、満身創痍でどうでもよかったです。
嘘です。チクっとする痛みにちょっと構えてました。
カンガルーって言うよりラッコ
生まれてすぐに赤ちゃんと密着するカンガルーケアをしましたが、「ラッコやな」とか思ってました。そして、我が子はなんかよく分からないけど可愛かったです。これは本当に私の赤ちゃんなのか、感覚がふわふわしていて、ガッツリ実感することはなかったです。
今でもこんな可愛い子が私の子供なんで信じられない!と思っています。
世界が広がる体験
どれだけ知識を入れたとしても、どれだけ疑似体験をしたとしても、絶対に理解できないものの最たるもののひとつ。それが妊娠・出産です。
体験マンガをたくさん読みましたが、想像したものと違わなかったことなんて一つもありません。文字に起こすと同じになることでも体感は想像とかけ離れていました。
知らなかったことを知って、ぐーんと世界が広がったように思います。
書いてて思ったんですが、なんか人生楽しいですね。
将来の不安はいっぱいあってキリがないのに。
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