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『響け!ユーフォニアム3』 第十回 第十回 つたえるアルペジオ 視聴者ノート #ユーフォ3期

10話でちょっと自分の集中力が途切れてしまいました。少し否定的なニュアンスも含んだnoteになるので、苦手な人はブラウザバックで戻ってください。ちなみに黒江真由の事ではないです(笑)

田中あすか先輩の登場をはじめシーン・演出・作画のここ良いとかは京アニさんなのでもちろんあるのですが、今回の話しの肝みたいな所が腑に落ちておらず、いま凄く苦手な話しになったなという印象です。

肝の部分ですが、久美子が部長としてこれまで語ってきた"実力主義"や"全国金賞"が作劇上"建前"とされているのにも関わらず、本音で語った内容もほぼ同一の内容だった点です。つまり久美子が"建前"で話すより"本音"で話す態度や気持ちが重要で論理的な言葉の内容の問題ではない

昭和でもなく令和の時代にもなって"感情論"で話しを押し進めるのは、人口減少社会到来に対してIT化による効率化やプログラミング的な約束やロジックを大切にしてきた平成を生きた人間として非常に違和感があります。

さらに自分個人の嗜好としては比較的本音を通そうとして生きてきたつもりです。(直接お会いした事のある方なら多少理解して頂けると思います。)麗奈のような特別な環境が無い状況から本音を曲げずに暮らしていけるような環境をつくりあげるのは超大変です。それが上手くいった時に喜びもあれば、"建前"で生きている人と対立したりと辛い部分もあるわけで…。

そんなに簡単に"本音"が大切という話しで進めて久美子達の人生は大丈夫なのか。チームをまとめるなら打算や効率を念頭に"建前"で語りかける方が共感も理解も得られるというのが個人的な結論だったりします。

本音を言えば問題解決というメッセージを京都アニメーションさんが視聴者へ提示している事に違和感を覚えまくっている。という訳で今回は10話のテーマに則って私の本音を書いてみました。

引用

「響け!ユーフォニアム3」 より引用させて頂きました。
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024

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