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プロとはなんぞや

建設業界に従事して
はや数十年…
もう先は短いのか
体力も落ちてきて若い人たちには
なかなか追い付けない…😃

現場ではいろんな業者さんと
話しをしたり、当然のごとく現場巡視や
打ち合わせなどをします。

最近見たり聞いたりしたなかで
各業者さんの技術力にすごーく
差があるとのこと。
知り合いの監督に聞いた話しです。

住宅や店舗 ビル、マンションなど
土工事の部分(基礎工事や地盤改良など)
当然ですが基礎という字のごとく
基礎がしっかりしてないと
建物はうまく建ちません。

地盤が弱ければ杭打ちや改良などで
補強し、あとは砕石を入れて締めて
捨てコンを打設する。
そこから配筋、型枠、コンクリート打設と
進行しますが
捨てコンの作業をきっちりできる業者が
少ないようです。
高さはまちまち、型枠の墨だしをしても
捨てコンがかけており、その場所に
増し打ちしたり、修正したり。

もちろん監督員がしっかりと
管理すれば良いのですが
捨て型枠が無かったり、高さの墨のとおりの
位置に打ってなかったりと
ありとあらゆるミスがあるようです。

打設後に高さの確認で発覚するのですが
業者の当たりが悪いと天端がでこぼこしており
後工事の業者からクレームがきます。

捨てコン天端が悪いと
後工事に多大な迷惑をかけます。

業者も当然分かっていて
やっています。
自分たちの仕事にプライドを持っていたら
適当な施工はしないはずですが
打ち終わりの時間や人員不足などのせいにして
とりあえずやっとけ
みたいな考えになってしまってるのかと。

ある業者さんに聞いたら
そいういう施工する会社は
素人の集まり
だと言ってました。
ようはプロフェッショナルであれば
仕上げをしっかりと重視して
時間や人員も前もって打ち合わせして
当日間に合わせるのが当然だと。
(ただし、会社には色々な人材がいるので
全ての職方さんがこのようにするとは
一概に言いきれませんが…🐤)

後工事の職方さんたちは
この施工はひどいと嘆いたそうです。
高さ調整の為のライナーなどが
手持ちが足りなくなるくらいの
狂いがあったそうです。
型枠も隙間だらけになるので
調整も倍の時間掛かったそうです。

現場はいろんな職方さんが集まり
専門の技術力を存分に発揮して
最終的に建物を作りあげます。

その中に素人のような施工をする
業者が混ざっていたら
大変な損害です。

プロフェッショナルの仕事ってなんですか?

その業者さんを見込んで
「この工事内容なら御社にお任せすれば
間違いないですよね。」

と発注者が注文をし

業者さんは
「うちなら問題なく納めます」

と言って受けた仕事。
やりきってこそのプロ。

他の業者に笑われる仕事
素人の仕事。
素人ならお金がもらえなくて当たり前。

プロでプライド持ってする仕事は
「確実な仕上げと工期をしっかりと守る」
その上でお金を貰えるのです。

わたし自身も問いかけられているようです。
管理業務はしっかりできているか?
職方さんとのコミュニケーションは
しっかりとしているか?

「プロとしての自覚を持って
仕事をしているか?」

あなたも私も全ての人が仕事をしています。
プロとしての仕事を求められています。
期待に応えましょう。

日本人はプロフェッショナルの
集まりなのだから。


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