工事の安全管理
建設業👷おじさんでございます。
最近、建設現場での事故が多いと耳にします。
もともと建設業は事故が比較的多い職種なので
特筆すべきことでは無いのですが
多くの事故は起こるべくして起きてるように
思います。
なぜかと言うと、基本的には工事の前段階で
次のような資料を作成し検討しますので
事故がなるべく起こらないように先回りして
対策をします。
1.施工計画書
2.リスクアセスメント
3.安全書類
などなど
施工計画書
いわゆるその工事がどのような材料を使い
どのような工具、機械を使い施工をして仕上げる
のかなど一連の計画を網羅した書類。
計画通りに施工することで事故を防ぐ。
計画外のやり方をした場合、事故につながる。
リスクアセスメント
工事をする際に事故の可能性を予測し
それに備えた対策を抽出して、一覧表にまとめる。
例えば、高所作業の現場で安全帯をしなければ
追転落の危険性があるが安全帯をすれば最悪、
死亡事故は防げるといったように最悪の事態を
書き出し、そのリスクを最小限に食い止めるための
対策を講じること。
安全書類
現場に入場する職方さんたちの会社や資格などの
大切な情報が記載されている書類のこと。
入場前に提出書類は全て記載もれなく準備し
期日までに完璧な状態で提出する。
まず、事故か起こる前提として
何があるのでしょうか。
基本的にはほぼ全てが
ヒューマンエラー
(人的ミス)
によるものと考えられます。
なぜなら機械が全て工事をするのなら
決められた動きしかしないので基本的には
事故は発生しません。
機械の故障はありますが人がその場にいないのなら
人はケガや事故に巻き込まれたりはしないでしょう。
人は考えや行動がひとりひとり違います。
リスクアセスメントで指示を守りなさい。
と言っても守らなければ事故にあいます。
決められた通路を通りましょう。
という看板が掲示されていても、こっちが近道だからと危険作業をしている範囲を平気で通行してみたりとルールを守らない方が多いのです。
その他には工程の遅れなどで手を早くしないと
間に合わないと思い、確認を怠りケガをしてしまった。
重機作業範囲に何の合図もなく入ってしまい
重機と作業員が接触しケガをした。
また、現場では毎朝
必ず実施する
KYや計画書類、許可証の掲示など
しっかりやるにもかかわらず
事故は起こります。
毎日の書類、形骸化してませんか?
提出しろと言われてるからそれなりに
書いていませんか?
資格の更新はしてますか?
資格外の作業は無免許運転と一緒です。
決まりを守ることは当たり前です。
現場に入ったら自分の身は自分で守る。
そして、不安全行動を見たら声かけする。
他人の安全にも気を配る。
こうした意識を持つことで現場での事故は
少しは防げるのではないでしょうか。
監督員と作業員が一丸となり
ヒューマンエラーを減らしましょう
ご安全に‼️
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