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走り屋は照れ屋と一緒かもしれない

この前頭文字Dのアニメを少し見た。

頭文字Dは野良の走り屋達が峠の公道でバトルを繰り広げるレーシング漫画の名作だ。
彼らは「走り屋」と呼ばれていて、現実でも自動車で走ることが好きな人々のことを「走り屋」と呼ぶ。


走り屋



この文字の響きに疑問を持った。
走るのが好きな「走り屋」は、「パン屋」「魚屋」「酒屋」のように、モノを売ったりお金を稼いでいない。
プロではない。
アマチュアなのに「走り屋」なのだ。

逆に「レーサー」と言うと、数々の公式レースに出て大会で賞金を貰っているプロを思い出すことが多い。ただ実際「レーサー」と「走り屋」の明確な違いはそこまでないとは思う。

さてこのアマチュアとしての「走り屋」という響き、なんでお金を稼がないのに「〜屋」なんだ、と私は思った。

そういえばそうだ。
お金を稼がない「〜屋」もたくさんある。

照れ屋も「〜屋」じゃないか。
他にも恥ずかしがり屋頑張り屋寂しがり屋もそうだ。

おそらく「〜屋」には、性質を表す表現もある。
よく照れるから照れ屋、よく恥ずかしがるから恥ずかしがり屋、よく頑張るから頑張り屋。

そしてお金を稼ぐ「〜屋」もそうだが、
どちらも「〜屋さん」という表現がある。

パン屋さん、魚屋さん、酒屋さん
照れ屋さん、恥ずかしがり屋さん、頑張り屋さん

「〜屋」と来たら大抵「〜さん付け」できるのかもしれない。

ということは走り屋はどちらの意味にしろ、「走り屋さん」と言える。

走るのでお金をもらえていても、走るのが好きな人でも、どちらも「走り屋さん」。

照れてお金がもらえる人は、俳優。

またひとつ発見が増えた。


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