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運命の女性は『緑』『眼鏡』『お姉さん』

 自分のキャラクターの好みの話をしようとしたら、あまりにもあまりにもで恥ずかしくなってきた。画像を作った時点で自分に結構引いてしまった。
 トップ画像左からサリア、鳳凰寺風、ミモザ・ロランジェ。
 人生に影響を与えた三人のキャラクターと、そこから発展したキャラクターの好みの方向性等をだらだら語るだけ。
 つまり個人的な思い出語り。



『時のオカリナ』のサリア


 ニンテンドー64の名作『ゼルダの伝説時のオカリナ』のサリア。
 彼女は自分が初めて好きになった二次元キャラクターである。

 それ以前より好きなアニメやゲームはあった。しかしそれは作品としてであり、キャラクター個人への思い入れというものは覚えが無い。

 時のオカリナはゲーム開始後すぐに、主人公(リンク)の名を呼びながら駆け寄ってくるサリアと出会う。
 その時子供心に可愛い!と強く思ったのだ。一目惚れというやつかもしれない。

 今の若い子が見たらカクカクポリゴンじゃん!と驚くだろうが、それを気にさせないキャラクターの魅力や任天堂の表現力があるのだ。

 サリアは優しくて面倒見のいい活発な女の子だ。
 妖精がいなくていじめられたり馬鹿にされているリンクの味方で居続けてくれたり、いざリンクに妖精がくると我が事のように喜んでくれたりと本当に良い子なのだ。

 それでいて置いていかれる寂しさと、リンクと異種族であり大人になれない悲しさや、前向きで明るい笑顔でそういったことを感じさせないいじらしさも持つ。
 ともかく彼女に夢中になり、意味も無くオカリナを吹き森の奥に会いに行くという可愛らしい子供時代を過ごしたのだ。

 ゲーム自体が自分ゲーム史に残る名作というバフも否定はできない。

 彼女に見送られ幻想的だが何処か閉じた森から外の世界に出た時は感動したし、まだまだゲーム体験が少ない幼少時においてはホラー表現にも丁寧にビビらされていた。リーデッドどころか町のおっさん達の顔が怖かったし、話しかけたら「かァーーーっ!」とか声を出されるとビビっていたくらいだ。
 今ではジャンプスケアにも驚かないし首が飛んだり腸が出てきたりするときゃっきゃと喜んでしまうタイプのダメな大人になったが。
 ともかく時のオカリナは様々な初めての体験をさせてもらった思い出のゲームなのだ。

 しかし自分はサリアが初恋というわけではない。大好きだったが、あくまでリンクと好きあって欲しい、だった。
 何処に出しても恥ずかしい立派なマセガキである。
 オタクの自覚が芽生えた瞬間からカプ厨の片鱗を見せている。

 で、大人リンクになって久遠の別れがくるのだ。

 初プレイの時は子供リンク(設定では10歳くらいだっけ)より年下だったからか、「しばらく忙しいのかな」「家がここ(賢者の間)になるのかな」と思っていたのが、エンディングでそうじゃないのだとわかり一気に寂しくなってしまった。
 リンクとサリアが幸せになれないなんて!とハッピーエンド至上主義&カプ厨への進化の分岐点はここだろう。

 最近のブレワイ&ティアキンでヒロインとしてのゼルダが復権したように見える。少なくとも自分の世代のゼルダは象徴的な存在であり、リンクに対するヒロインではなくシリーズの顔的存在だった。
 しかしスカウォ辺りからゼルダをリンクのヒロインとして書くぞという意識が高まったのか、人間味溢れる可愛らしいゼルダが描かれるようになった気がする。

 羨まし~~~~~~~~~~!!!!!!!!

 サリアの派生キャラってトワプリのイリアくらいしかいなのだが(忘れてるかやってないDS後期の作品にはいるかも?)、イリアってマロンとロマニーほど似ていないというか、名前と幼馴染という設定だけ似た完全な別キャラなのでもう一回サリアが出てくるゼルダの伝説がしたい!!!!!!!!

 というわけで、ティアキンも発売から一周年を迎えたばかりですが、次回作こそサリアが出てきてほしい。
 子供の頃の自分もそうだそうだと言っています。

『魔法騎士レイアース』の鳳凰寺風

 次は日本が誇るレジェンドクリエイター集団CLAMPの漫画&アニメ作品『魔法騎士レイアース』の鳳凰寺風ちゃん。
 画像では眼鏡をかけていませんが、彼女は眼鏡キャラである。

 そして彼女に惚れたおかげで眼鏡に脆弱性を持つこととなった。
 生きると言うことは弱点が増えていくことです。

 サリアで緑色のキャラに脆弱性を持ったため、どのアニメを見ても緑色担当の子に目が行くようになった。その中で「可愛い!好き!」となったのがこの風ちゃんである。

 レイアースは剣と魔法と恋と戦いと美女(少女から大人に変身する)と美女(ポニテの気さくで面倒見のいい職人)と美女(双子の踊り子お姫様)と美女(叶わぬ恋心を抱く敵幹部)とロボが同時に接種できる素晴らしい作品である。漫画もアニメもそれぞれの良さがあって両方好き。
 多分この時から第三の嗜好『お姉さん』が忍び寄っていたのだろう。というか風ちゃんも当時はうんと年上であった。

 風ちゃんは真面目だがお茶目な部分も持った、冷静で優しい女の子だ。
 彼女は勉強が出来る優等生というだけではなく、高校生の内から「自分を大切にすることは両親や周囲の全ての愛してくれた人々に対しての、子供の自分が出来る最大の恩返し」と理解している『賢い』キャラクターだ。

 彼女はその知性を『柔軟性』『発展性』として表現されている女の子なのだ。まさに戦いの中で知性により進化していくタイプ。
 恐らく彼女を契機として頭の良いキャラが好きになったが、ただの優等生や設定だけの天才キャラでは満足出来なくなったという弊害もある。

 ずっと穏やかで上品なままというのもいい。かといって流されたり黙ったりするわけじゃあない。穏やかで上品なまま怒り、苦しみ、喜ぶ。海ちゃんみたいなくるくると表情と感情と情緒が入れ替わる子も可愛いが、当時の自分はどっしりとした風ちゃんに惹かれたのである。

 おまけに風ちゃんにはフェリオという恋仲の少年がいるのだ。サリアからの風ちゃんで完全にカプ厨になった。
 好きな女には最高の相手がいてほしい。
 いなくてもいいが、いたらお得……!!!勿論こんなロマンス至上主義は二次元だけの話である。

 フェリオも緑の髪をした少年だからか無茶苦茶好きで、未だに山崎たくみさんは王子様キャラだって出来るんだ!うさんくさいキャラだけじゃないんだ!と騒いでしまうくらいには自分の中でエポックメーキングなキャラクターである。

 そんな山崎たくみさんが声を担当する、お茶目可愛いイケオジ紳士(猫耳つき!!!!)プレイアブルキャラクター「ハロルド」が6月中頃に本格タワーディフェンスゲーム『アークナイツ』にて実装予定!!!
 しかも期間限定イベントをプレイするだけでもらえる配布キャラ!今すぐダウンロードしてイベントに備えよう!!!

 日本のソシャゲが山崎たくみを実装してくれないから自分はアークナイツに忠誠を誓いました。
 一番確率が高いのが実家のFGOなのだが、恋愛クソザコポンコツ女を増やし続けることに命を懸けている同作なのでギャグシーンにおいては恋愛クソザコポンコツ男の側面も持つケイネス先生も来ていいのでは?かといってそういうとこだけフィーチャーされると暴れ散らかすが。


ちょっと寄り道・猪八戒

 風ちゃんを好きになった後、眼鏡キャラって……いいな……!と開眼した自分は……『最遊記』の猪八戒と出会った。

 緑と眼鏡が揃った時点で気がついたことがある。
 この二つのキャラクター表現における親和性があるのだ。
 どちらも「ナチュラル」「穏やか」「安定性」「自然」といった、つまりは似通った性格付けをさせられがちという点だ

 それと「賢い」「優等生」「真面目」「知的」といった性格が眼鏡キャラに多いため、そういうキャラも自然に好きになっていった。

 そんな中、爆流行りしたのだ。『最遊記』のアニメが……!兄や姉やもう少し年上の従兄姉が読んでる漫画、として大人っぽくてクールだとキッズの心をわしづかみにした。
 漫画は一話から胸が出てくるので(誰とは言わない)我々はドキドキしたものだ。

 男子には三蔵、女子には悟空が大人気な中、自分は「緑」で「眼鏡」で「一見優しく温厚だが冷静な策略家の面もある」という、風ちゃんと奇跡的に無茶苦茶属性が似ている八戒に「カッコいいやんけ……!」となったのだ。

 つまり中身さえ『良い』と思えば男も女も関係ねぇ!!とここから「眼鏡なら老若男女問わず」のオタクに進化したのだ。

 パッケージ、表紙、ジャケット……コンテンツのどこかに眼鏡キャラがいればとりあえず手に取る習性が身についた。
 ここではモノクルに眼鏡判定が出たが、今はケースバイケースだ。原神のシャルロットは眼鏡じゃない。眼鏡キャラに飛びつくくせに内面重視とか飛んだ面倒オタクである

 あと最遊記だと紅孩児と八百鼡を応援していた。八百鼡可愛いよね~~~~。
 八戒はパーティーメンバーとの関係性もよくて、とくにあの三蔵が彼の言うことには逆らわずにいるのがいいよね、と書こうとしてふと気がついた。

 好きな男女の関係性に似ている。

 やりたい放題している男がたった一人の女の言うことだけ聞いてしまうタイプのアレ。

 ”ここ”からか、という気づきを得ました。ありがとうございました。
 つまり女女でも男男でもそういう関係が好きです。


『サモンナイト』のミモザ・ロランジェ

 最後に『サモンナイト』シリーズの召喚士ミモザ・ロランジェ。
 サモンナイト(後に1とナンバリングされる)と2に出てきた彼女は、緑で眼鏡ということで一目見て「この人とエンディングを迎えよう」と決意させてくれたキャラである。

 自分はあまりリアルタイムにゲームをしなかった。時のオカリナも発売後しばらく経ってからだったと思う。
 兄がいたために同級生より早くに見るものもあったが、サモンナイト2を中古屋で見てネスティという眼鏡男(cv緑川光)を知り1からやろうと買ったのがきっかけだった。
 だから周囲でプレイしていた人が一切いなくて気軽に遊んでいたのだが、とんだ伏兵がいたものである。

 初回プレイ時は相棒のソルをとりあえず選んでいた。相棒だけあって愛着があったし、一緒に頑張ろう!と素直に友情を抱いていた。
 しかしミモザさんが登場した瞬間「すまんソル!!!」と急カーブ切って眼鏡のお姉さんの方へ行った。申し訳ない。

 ミモザさんは頭が良くて面倒見が良くてちょっとおちゃらけててムードメーカーなところもあるが決めるところは決めるお姉さんだ。
 サリアの頃からこういった「周りをよく見ていて自然に気を回す」キャラが好きだが、緑や眼鏡と切っても切れない関係にある気がしている。
 だからなんだか色味も外見も性格も他キャラとの関係性も集団の中の立ち位置も似た推しキャラが多いのかも

 ミモザさんにはギブソンという相棒の男がいるが、最初は珍しく応援していなかった。慎重すぎる性格とちょっと陰気な立ち絵で子供心に『いまいちの男』判定が出たのである。

 無印の頃、黒星先生の絵の明度彩度は低めだった。重厚さがあって大人ぶりたいお年頃の自分には素晴らしくカッコよかったけど、華の無いタイプのキャラがモブっぽく感じたのは確かだ。
 ギブソンはパッとしない(失礼)フードのような服装だったため、プレイアブルだとも思わなくて仲間になって驚いたくらいだった。人生での初杉田キャラ。

 しかしシリーズが進んだ末に結婚しやがったので、こちらとしては祝うしかなくなった。
 大人になってからプレイし直すと真面目で慎重なのは良いことだと思えるようになったし、熱いハートを持っていることにも気づけるようになったので、今ではミモザさんを任せるに値する男だと思っている

 サモンナイトの想い出と攻略したキャラについてはまた今度文字にしたいと考えているので省略。

 見知らぬ世界で孤児院の一員として頑張っていたピュアなキッズだったのに、ミモザさんが来たことで今まで朧気だった”お姉さんキャラが好き”という気持ちが形を成してしまったというわけだ

 そしてサモンナイトシリーズはお姉さんパラダイスな上に明らかに眼鏡キャラが好きだろうとわかるキャラ布陣のため、一時期はこのシリーズに一生ついていくと決めていたくらいだ。
 いや、自分だって一生サモンナイトシリーズについていきたかったが……。

子供の頃に惹かれた他のキャラ

 自分の好みを裏付けた三キャラを並べてみると、もう一つ共通点があった。髪が短めだ。
 考えてみればミディアムボブのキャラを好きになりがちかも。
 しかしFFシリーズでは7~10の黒髪ヒロインが好きだったからそこまで……と思うものの、野村氏と女の趣味が似ていただけかもしれない。
 FFで一番好きなキャラはアーシェ。あ!髪が短い!!!!

 『ガンパレード・マーチ』では芳野先生、原先輩、森さんが好きだったのだが、見事に全員髪が短めだ。そしてガンパレは田辺さんより狩谷と善行が刺さった。今でも大好き。
 最近稲葉百万鉄氏が実況をやってくれたので懐かしい気持ちで見ていたが、記憶以上にシステム面が尖りすぎててよくやったな過去の自分、と驚きの連続だった。

 『テイルズオブシリーズ』ではルーティ、リアラ、リフィル先生、クロエが好きだ。カプ厨の楽園とも言えるシリーズだがいくつかの作品の主ヒロ以外はそこまで刺さらなかった。
 とくに特定の作品では6人パーティで3カップルとか出来上がることもあるが、いい加減にしろと思ったくらいだ。

 全員カップルにされると「うるせーな、男女の絆は恋愛しかねーのかよ」となるから自分はカプ厨の中でも最弱。あと男女しかないからなぁ。

 『ゼノサーガシリーズ』はシオンが好きでね……この話はやめよう。

 あとわりと全員好き、で楽しんでいるゲームや漫画の方が多かった。ポケモン、ポポロクロイス、牧場物語、ぷよぷよ、マリオやカービィなどの任天堂作品もそうだ。でもグルグルではスライとルンルンお姉さんが好きだったのでカプ厨ではあった。ここでもお姉さんか?

 『BLEACH』四巻の表紙を古本屋で見て読むようになりました。石田以外だと国枝さんや乱菊さんや七緒ちゃんが好き。

 バイオなども大人になってからキャラの魅力などが楽しめるようになったし、やはり情緒が育っていない時期はあったのだなぁと実感出来て少し感慨深い。子供の頃はゾンビとの戦いばかり考えていたからだ。

 ラブコメが大好きだが恋愛ゲームだけは全く興味をそそられず、今でも遊ばない。友人に押し付けられたギャルゲーや乙女ゲーをしたことはあるがわりと最初の方で飽きた。
 ただ同じ作品でも友人のプレイや実況、つまり他人が遊んでいるのを見るのは非常に楽しめたので自分×キャラに毛ほども興味が無い、が正しいのかもしれない。
 主人公=自分ではなく、確固たる自我を持った一人のキャラクターが主人公の恋愛ゲームなら主人公の友人ポジとして楽しめそうだとは思う。

 子供の頃の自分にとってのゲームはほとんどマリオ64などのTPS視点の3Dゲームだったからか、自分は常に主人公の後ろの『もう一人』の感覚がある。主人公は自分が手助けしているダチや相棒だった
 だから「レオン!犬が来たぞ!!!」とか話しかける。こっちが操作しとるんや、お前が逃げさせろ以外の何物でもないのに。

 ヒロインレースの要素がある作品だと好きなキャラはだいたい負けていた。緑も眼鏡もお姉さん(年上キャラ)は……いっつも都合の良い……情緒が安定していて主人公君が目をかけたり心を砕かずに済む都合の良い女で……。

 だから『マクロスシリーズ』を初めて見た時には歓喜にむせび泣いたものである。
 流石に初代はTVシリーズではなく愛おぼしか見ていないが、ミンメイが凄く魅力的な女の子なので(我の強い女が好き)ミンメイ強すぎる……と思っていたところからのウルトラC。三角関係以外も無茶苦茶いい映画なので皆さん是非。
 おすすめはプラスとFで個人的にすごく好きなのがゼロ

 でももうマクロスは自分と袂を別ったので話はここでおしまい。

 ともかくミディアムボブの女性が好き、も付け加えておいた方がいいかもしれない。
 あと今は声優に詳しくなってしまい声優バフも否めない。

 女性キャラは「お姉さん」という幅広い要素があるためだいたいの女が激烈に好きになる。それもどうかと思うが。
 まるっきり興味が無いのが元気っ子後輩系少女。将来Skeb的なことをやったとしてそういうキャラへの印象を語って欲しいとリクエストされたら依頼主に失礼になるから断るレベル。

 一方で男性キャラは「まぁまぁ好印象」がほぼ全てのキャラに当てはまる感じ。そこから好きになるのは狭き門かもしれない。眼鏡をかけていると好きです。

 あと男をお姉さんとか呼ぶ人間にわりとやめてもろて……という気持ちを抱いている。ネット上でえっちなお姉さん呼ばわりされていると大抵男だが、その中にはきっと本物のお姉さんがいるはずと見に行ったら案の定だいたい男である。こっちは真剣なんだぞ!弄ぶんじゃないよ!!優しさや柔和さや色気や気配りを女性性と結び付けているのか?そんな真面目な話じゃないぞ。でもノリで適当に言う話にこそむき出しの倫理観が出るんだろ。自戒です。

 本人がお姉さんや姉を自称しているならこちらの運が悪かっただけだが。健やかに姉であり続けられるよう願う。

今しているソシャゲのきっかけも眼鏡とお姉さん

 『原神』のプレイきっかけはリサさんという田中理恵さんボイスの素敵なお姉さんである。
 友人がプレイしているのを見せてきた際にジンとリサの麗しいお姉様二人と、そこに挟まらない漢ガイアに良い作品だ……と思い、話題になっていたこともあるしで早速ダウンロードしたのがはじまりだ。

 そこでスクロースに出会い緑で眼鏡で引っ込み思案で師匠が美少年!!と大はしゃぎしたものだ。もう何年もプレイして日常になっている。
 長身女性モデル大好きクラブに所属しているが、鍾離やタルタリヤやスメール男子にも心を奪われている。
 最初こそディルックとジンさんの関係に注目してたが、ほよばに頬を何度も打たれてジンさんにはリサさんです、と公式の見解に従うこととなった。 ほよばのカップリングは公式の言いなりになっといた方が色々楽しめる。

 『ニューラルクラウド』はアークナイツのローグライクに激ハマりしている最中に知り調べたところ男教授が眼鏡でペルシカが可愛いお姉さんだったために気軽に手を出してみた。
 結果ジン君にいわゆる指輪的アイテムを捧げるほどになった。おかしいな。何故かこのゲームで男パーティ(秋、ジン、パイソン教官、末宵中心)で高難易度まで頑張っている。
 見事にチューリング(園崎さんボイスのお姉さん)と野良(眼鏡)とエリカ(眼鏡)が好き。エリカは天井しました。期待の新人デュパン君も百連以上かかりました。こき使ってやるからな。

 『スターレイル』は原神の制作会社HoYoverseへの(とくに女の好みと相手左右完全固定潔癖不折不逆神聖婚姻という信条への)信頼が厚いことと、カフカさんという素晴らしいお姉様を見せられたので即座に事前登録を済ませたものだ。
 スターレイルではあの手この手でこちらの人生を破滅させてくるお姉様キャラを出してくるため、少しでも「絶対に俺のものにならない女で滅茶苦茶になりてぇ~~~」という気持ちがあるならプレイすることをお勧めする。モブ俺君の生き様も死に様も全然見てくれない女、最高。ちゃんと見てくれるお姉さんもいます。

 お姉さんがよりどりみどりと見せかけてどの女にもマブい女がいるため、自分は蚊帳の外である。素晴らしい。その上(後述の理由で眼鏡でもない男だとしても)一目ぼれしたアベンチュリンにもムキムキの彼氏がいた。ベネ。

 ブラックスワンさんに絡むのが花火という少女だったために「これがほよばの意志か……?でも花火は広義の片想いの方がいいと思う。今回はほよばと道を違えただろうか」と考えていたのだが、黄泉さんがいきなり羽をむしりだしたので「こちらでしたか了解です!」と公式に追従する運びとなった。お前ずっと従順だな。

 HoYoverseの推す二人組には逆らわない方が楽しめるというか、公式が推す二人組(コンビかカプとかは問わず)に納得出来なかったら正直辛いゲームかもしれないな、とは思う。
 接点をプレイヤーの頭の中だけで作ったタイプのコンビやカプに本気になるといわゆる「公式の二人」の結びつきやファンのはしゃぎっぷりに肩身が狭い思いをしたり、嫉妬から変な挙動をしたりする人を結構見てきた。
 公式の思想が駄々洩れなので辛い思いをすることもあるかもしれないが、適切な距離を保って心を守ることが大事だと思う。
 わりと公式に洗脳されがちな自分だってそこそこ反抗もしているからね。何度も懲罰房に叩き込まれてるよ。ヤバい、見張りが戻ってくる。

 ただし『アークナイツ』は珍しくテキーラという男キャラ目当てで始めた。
 早くから強い女ばかりの良いゲームという噂は聞いていた。つまりはお姉さんが多いぞと友人にも誘われていたが、タワーディフェンスが自分には出来ないと思い込んでいてあんな難しいゲームを出来るわけないと考えてしり込みしていた。
 しかし上記の友人が「お前は最近このタイプの男に弱いはずだ」と見せてきたのがテキーラだった。女でダメなら男だ、と切り替えてきたのだ。
 そして友人に付き合いドッソレス直前公式生放送のノッブを眺めながらDLする羽目になったのだった。

 案外得意な方だったようで、わりとすぐに攻略を見ずに色々出来るようになった。好きなキャラは色々いるが、女性だとアーミヤ、ケルシー、GGちゃん(レイドさんと幸せになって欲しい)、イネスさん(最高の男が隣にいる最高の女)、サイレンスとサリア(惚れた女に強気に出れない女)……ダメだ語り切れない。いつか別記事でアークナイツのことをつらつら語りたい。

 男性だとエルネスト・サラス……、ジョディ・フォンタナロッサ……、俺達のフェイスト……とか気持ち悪い推し方をしている。


大人になってから芽生えた男の好み

 これまで延々と緑と眼鏡とお姉さんの話をし続けていたが、大人になってから芽生えた性癖もある。

 何故眼鏡でもない男であるテキーラやアベンチュリンに脆弱性を持っているかというと、それはFGOで出会った天草四郎時貞という男のせいである。
 彼の初出はFate/Apocryphaという小説作品だが、自分はFGOから彼に触れた。

 「常に微笑みを浮かべている物腰柔らかで人当たりの良い人物だが、自分のやりたいことを貫く頑固でタフな精神を持ちどんな困難があっても本人が諦めようとしていても結局最期まで歩き続け、時に自分の善性に苦しめられることもある男。ただし知ろうとしない者や背景を知らず誇張された二次創作だけで判断するタイプの人間には胡散臭いor腹黒のレッテルを張られて面白がられたり馬鹿にされたり軽んじたりと都合のいい消費をされがちで、ファンになると実際のキャラクター性と一般人の理解との乖離に苦しむ」というキャラに脆弱性を持ってしまった。

 FGOはFateシリーズのアニメを見て面白かったから始めた、という些細なものだったのだが……。
 FGOくん、君のせいだよ……。君のせいでピンポイントでよくわからない脆弱性を抱える羽目になっちまったんだからよ……。

 でもほんとキャラいじりとキャラdisとキャラ崩壊がすれすれの所を行ってたまに普通に踏み越える感じ、わりとどうかと思ってるぜ……!
 最近だとジャンヌの姉ネタを”無”で受け流している。姉ぶる、ところまでは史実を絡めながらも今までフィーチャーされてこなかったジャンヌの良い一面・新たな他者関係の発露だったのに……!深掘りとかじゃなくて姉ネタを擦っただけのエネミーネームを笑いどころとして連発されるとただただ困惑するしかないんや。

 そして天草四郎時貞だけですめばいいものを、その後タルタリヤ→テキーラ→アベンチュリンで殴られ続けている。
 俺は……!俺だけはあいつらの味方なんだ……!!!という気分に強制的にさせられてしまい、髪色が明るく常に微笑みを浮かべる男(しかもだいたい少年と言っても差し支えのない外見&内面)を見ると抗えず近寄ってしまう。これには監獄塔でアポクリファ全巻読破したファンボーイのダンテス氏もクハハ。


 まぁ~~~~そんな感じで子供の頃から一貫して好きだと感じるキャラ傾向もあれば、大人になってから突然芽生えた弱点のような嗜好も存在する。

 ぱっと見で惹かれるのは外見的な要素である緑/眼鏡/お姉さんが多いが、実際そのキャラを推したりストーリーを何度も読んだりファンアートを探したりするまで好きになるかどうかはやっぱり内面による。

 例えばサリアと『ファイアーエムブレム 烈火の剣』のニノって髪型もカチューシャも凄く似ているのだが、ニノは可愛いな~好きだな~どうしてそのままジャファルと幸福に生きてくれなかったのかと思うものの、そこどまりだ。

 しかし世間には緑で眼鏡でお姉さん、がどこにでも溢れている。
 これからも魅力的なキャラクターに出会い続けられることを願う。

 早速原神では次のバージョンで緑で眼鏡のお姉さんキャラが実装されるしな!石を貯めている隙が無い。

 
 というか原神の眼鏡キャラは全員緑である。
 まさかHoYoverse……頭の中を覗いているのか?

 アルミホイル以外で頭に巻くといいものを考えておきます。
 夏場は熱いとおもうから……。

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