リモートワークの、いいとこ、よくないとこ
特にエンジニア界隈を中心に、最近はリモートワークをもてはやす声が大きい。
たしかにリモートワークはいい。
自分のペースで仕事がしやすくなるし、ただ"誰も近くにいない"というだけで集中力が増したりもするし、通勤時間がなくなってより有効に使える時間が増えたりしてストレスが減ったりする。
でも、リモートワークにもよくないとこはある。結局のところ、なにをとりたいかの問題で、全てはトレードオフなのだ。
例えば、常にリモートワークをすることになると、通勤時間帯付近の電車に全く乗らなくなったりと「多数派の生活スタイル」とは違う生き方をすることになる。
これは、裏を返せば日常の中から「多数派の気持ちを・状況を経験する機会」が減ることにほかならない。
マス向けにヒットする新プロダクトを企画しようという人は、その環境でよいアイディアを思いつけるだろうか?
あとは、やっぱりコミュニケーションが減るので、対面よりはチームでスクラムを組んで大きな力を出すのは難しくなる。Slackなどのツールが発展してきたので、不可能ではないが、やっぱり"無駄なようにみえて重要"なコミュニケーションは、対面のほうが発生しやすい。
そして、そもそもそういうコミュニケーションが必要になるかどうかは、事業や会社の状況によって違う。
だから、みんな適切な働き方を自分で判断してうまく選べるのがベストだ。
ちなみに、うちの会社は一応「効率よく仕事するためにリモートワークしてもいいし、特に理由がなければ出社しよう」というミックスのスタイルだ。
けど、まだリモートワークする人は全然少ない。だから、まだまだ有効に使えていないと思うし、有効に使える余地が残っているはず。
みんな"変える"ことには抵抗を覚えやすいから、良くなると思っていても、なかなか一歩踏み出しにくいものだ。変えると、人の目も気になるし。
なので、自分はどんどん空気を読まずにリモートワークを活用してみて、良かったことも悪かったこともフィードバックして、みんながリモートワークしやすいようにしていきたいと思う。
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